「島田市ゆめ・みらい百人会議」の答申案はどうなっているのか。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市では、平成25年10月(2013年)島田市ゆめ・みらい百人会議」がスタートし、7つの分科会(観光・産業・防災・福祉/医療・教育/文化・環境/エネルギー・行財政/協働)に分かれ検討が進められた。

 

各分科会はそれぞれ結論を答申し、平成27年9月に発表会を経てその実行は所轄の行政各部門に委ねられました。

 

しまだ環境ひろばは、2名の委員が「環境/エネルギー分科会」に所属し、庁内に2つの合同検討会を設置し検討結果も答申しその実行を所轄課に委ねました。

 

  ■ ごみの更なる減量化推進合同検討会

  ■ 島田市水力発電創出合同検討会

 

あれから5年、答申した内容は進んでいない。

 

ごみの量は高止まりし、水力発電の創出も島田市水力発電ガイドブック」の作成に止まり候補地すら決まっていない。

 

 ※ 島田市環境報告書(令和2年版)67頁にテーマアップされるも進展なし。

 

合同検討会では方針は決めたが具体的な実行計画までには至らず結局止まったままだ。

 

物事を推進するには、具体的な実行計画の立案が必要だ。

 

例えば、答申した中に「雑紙の減量」という課題が提起されていました。

 

今は定期的に「広報しまだ」で、市民に「雑紙の分別に協力しよう」を訴えているだけです。

 

「燃えるごみ袋」に混入している雑紙はどういう方法を取れば減るのでしょうか。

 

日常のくらしの中で、雑紙をどう扱っているのか、お父さん・お母さん・子ども・おじいさん/おばあさんの代表、総勢10人位に集まってもらって、日常の行動を調べて、なぜ燃えるごみ袋に入れるのかを調べればすぐわかることだ。

 

大体の家庭は部屋ごとに「ごみ箱」を置いてあり、紙くずは安易に「ごみ箱にポイ」がクセになっている。このクセを直し、雑紙専用箱に誘導する方法を考案し、資源回収日に排出する習慣を身に付ける。

 

考案した方法を市民全員に徹底する方法を考え実行する。

 

ここまで来たら、クセが直るまで「雑紙が混入しているもえるごみ袋」は回収しない、という指導も已む無いと考える。

 

地球温暖化防止は今や世界的課題となり、「2050年までに温暖化ガス排出量実質ゼロ」は、世界のコンセンサスになって来ました。

 

そのためには、国や自治体・企業だけでなく、「家庭」の協力が必須条件になってきました。

 

前述したように、島田市ゆめ・みらい百人会議」では、環境/エネルギー分科会から、ごみの減量問題(雑紙・生ごみ)と再生可能エネルギーの創出問題島田市のどこかに小水力発電所を設置)を提起してあります。

 

どちらも、地球温暖化防止の大きな課題です。

 

そのためには、答申(提起)したものを具体的に動かさなければなりません。

 

具体化が必要なのです。

 

市民(団体)+事業者+行政の協働が今こそ必要です。