県民だより3月号「農福連携」を見て!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(2月28日 日)、新聞折り込みで、「しずおか 県民だより 3月号」が届きました。

 

4~5頁目に、「農福連携」の文字が目に飛び込んできました。

 

農業と福祉が手を取り合って豊かな社会に! 

 

いわゆる農業と福祉の連携の提案だ。

 

しまだ環境ひろばが応援してきた、「相賀の里の会」も福祉農業構想を真剣に論じたことがありましたが、現在中断しています。

 

島田市街にも近く、農業経験者も多く、耕作放棄地もいっぱいある可能性充分な地域です。

 

今、島田市の校外の地域には耕作放棄地が広がっています。

 

農家の高齢化で、担い手や後継者が不足し耕作を放棄、それでも地域の元気な高齢者が一時の引き受け手になりここ数年頑張っていましたが、それも尽きようとしています。

 

農福連携は可能性は十分あるのですが、障害も多々あります。

 

 ■ 農業者と障がい者を結びつける能力を持ち、信念を持ってしっかり事業計画ができる人が必要です。往々にして農業技術を持った人でも経営ができる人は少ない。

 ■ 単発なら誰でもできますが、経営として継続していくためには、先ずは販売体制(量と売れ先)が必要です。

 ■ 農作物の単品販売は経営として成り立たない。加工品を経営の柱に据える必要がある。

 ■ 農業技術者(農家)は、人に農作物の作り方を教えたがらない。農業には絶対はない。失敗もあれば成功もある。お天気にも左右される。従って一人農業者が多い。農業技術者と雇用を結び付けるにはその理解がいる。

 

これらを理解し、障害を取り除いて初めて、農業者と障がい者(雇用)の連携ができる。

 

しまだ環境ひろばは、これまで市民を集めて「大豆栽培」や「菜の花栽培」を手掛けて来ましたが、数年で行き詰り会員だけの活動に逆もどり。

 

やはり長続きさせるためには、前記のような経営センスがいる。

 

ただ、未だ続いている「大豆栽培と手づくり味噌」は、「農福連携」の素材としては充分可能性があると確信します。

 

大豆栽培は、当たりはずれの少ない作物です。

 

農業者も自信を持って障がい者(雇用)を指導できる。

 

耕作放棄地の活用 → 大豆とお米の無農薬栽培 → 手づくり味噌へ加工 → 安心安全な味噌の販売

 

販売は、「手づくり味噌の友の会」を広げ、固定客(ファン)をつくる。

 

現在、しまだ環境ひろばでは、10年継続して「手づくり味噌体験会」を開催し約100名のファンを持っているが、これの拡大は可能性は十分ある。

 

安心安全を売りものとして、是非共拡大したいものです。

 

島田市で誰か手を挙げてもらいたい。