平年より21日も早い「梅雨入り」に寄せて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

5月16日、近畿・東海地方が梅雨入りしました。

 

いずれも年より21日も早く、近畿は統計史上最も早く、東海も2番目に早く、昨年と比べると両方ともに25日も早いという。

 

どうやら今週末には各地で梅雨入りしそうだ。

 

ところで昨年(2020年)の北半球は、観測史上最も暑い夏であったことは記憶に新しいが、その前年(2019年)も過去最高の気温を記録し、2年連続であったことを忘れている人は多い。

 

このまま行くと、梅雨明けも早いことが予想されて、3年連続の猛暑が危惧されます。

 

気象庁は、1891年~2019年までの128年間の世界全体の年間平均気温を分析、それによると世界全体では0.74度程上昇、北半球では0.8度程上昇、特に2000年以降は上昇ペースが速まり、温暖化の傾向は確実に強まっているという。

 

これらの影響を受けて、世界各地で山火事・豪雨などなど気候変動が起こっています。

 

今後も気温上昇は続くと見られ、国連気候変動に関する政府間パネルIPCC)が公表した第5次評価報告書によると、今後80年間で地球全体の平均気温は2.6~4.8度上昇する危険があると報告しました。

 

気象庁はこの報告書を基に日本全国の上昇気温を、3.4度~5.4度と予測しているという。

 

この100年で1度程度の上昇が、この先3~5度上昇となったらどんな悲惨なことになるのか。

 

世界も日本の国民も危機感が非常に足りない。

 

豊かで便利な生活を手放すことは難しいが、過剰サービス、無駄、勿体ないことぐらいはやめるべきだ。

 

身近な暮らしの中に、過剰、無駄、勿体ないことがいっぱいある。

 

これを市民レベルで見直そうではないか。

 

過剰、無駄、勿体ないことは何か、を一番知っているのは「市民自身」だ。

 

市民自らが正して行かなければ、地球温暖化は防止できない。

 

昨今、国は、国民にやさしくなり何も言えない。