しまだ議会だより5月号「マイクロ水力発電」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

「しまだ議会だより 5月号」が届きました。

 

内容は、令和3年度2月島田市議会定例会の報告ですが、筆者も一部ですが議会傍聴をしその全容が報告されています。

 

報告の主な項目は、

 

 ■ 令和3年度の当初予算(総額 853億2648万円)と、新型コロナウイルス感染拡大対応事業費(令和3年度補正予算を可決したこと。

 

 ■ 各議員の一般質問・代表質問の質疑の様子が概要説明されています。

  ◆ 新型コロナ感染拡大対策 ◆ リニア問題 ◆ 新病院経営問題 

  ◆ デジタル化の推進 ◆ 環境問題 

 

以上の中で、しまだ環境ひろばの一番の関心ごとは、M議員の質疑応答で筆者も傍聴しました。

 

  ◆ マイクロ水力発電の可能性 ◆ ゼロカーボンシティ宣言

 

<マイクロ小水力発電の創出>

 

島田市は、第二次環境基本計画に、「市内の豊富な水資源を活用した小水力発電の導入について検討します」と掲げて平成31年4月から検討着手しています。

 

「第一次ゆめ・みらい・百人会議」の中で、庁内に市民(しまだ環境ひろば)・事業者・行政合同の島田市水力発電合同検討会議」を設置して検討を重ね、「小水力ハンドブック」を製作して今日に至っています。

 

今回の議会だよりでは、「小水力発電した電力を使って、その施設のエリアの利便性向上や、再エネ利用活用のシンボルとしたい」と記述されています。

 

実現に向けて一歩が踏み出されました。

 

去る4月、静岡県経済産業部 農地局 農地保全課農村整備班 より、「令和3年度ふじのくにエネルギー地産地消推進事業費補助金(小水力、バイオマス、温泉エネルギー導入助成)」の公募開始に ついての通知が届きました。

 

しまだ環境ひろばは、静岡県農業水利施設を活用した小水力等利用推進協議会員」です。

 

県も、バックアップを考えています。

 

要は、「脱炭素」の切り札、再生可能エネルギー創出拡大に向けて当助成金の有効活用をされたいとのことである。

 

島田市には、大井川の本流ともいうべき豊富な水が、いくつかの用水路(幹線)の中を切れ目なく流れており、地元には用水路管理会社(大井川土地改良区)も発電機メーカーもあります。

 

水力発電に思いを寄せる市民活動団体、NPO法人しまだ環境ひろばがあり、これを利用して「市民環境教育」の準備もあります。

 

水力発電所開設には当然資金が必要で、補助金に加えて市民からの出資(市民ファンド)も必要となる。

 

是非とも合同検討会を復活して、具体的実行計画の着手をしたいものである。