もう14年間も「小水力発電」を検討中

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばでは、平成19年(2007年)に、会の中に「小水力発電意見交換会を設置し、成功事例の視察や研究など意見交換を精力的に進めてきました。

 

平成24年(2012年)には、静岡県農業水利施設を利用した小水力等利用推進協議会」に入会、平成29年には大勢の会員が出席する中、島田市水力発電合同検討会の歩みと今後の展望」と題して、これまでの活動報告を致しました。

 

平成27年(2015年)には、島田市の庁内に、島田市水力発電推進合同検討会」を設置要綱を定めて正式に発足し、平成29年(2017年)には、しまだ環境ひろば・大井川土地改良区・行政の3者が共同して島田市水力発電ガイドブック」を製作し、島田市で誰が小水力発電に取り組んでもできるようにガイドブックを作り上げました。

 

島田市水力発電推進合同検討会」は、平成28年(2016年)以来、継続して島田市くらし・消費・環境展」に継続出展し、市民にアピール!今年度(2021年)の同展示会へも出展を予定しています。

 

こうした活動があって、島田市では「第2次島田市環境基本計画」に、「市内の豊富な水資源を活用した小水力発電の導入について検討します」を掲げて今日まで検討が進んでいます。

 

去る令和3年3月島田市議会定例会にて、M議員の質問に対して市は、「まだ実施期日は言えないが、実行の方向で動いています」と回答しました。

 

本件は、2007年から14年をかけて、漸く大きく踏み出したわけで本番はこれからです。

 

昨日(令和3年8月5日)、静岡県農業水利施設を利用した小水力等利用推進協議会」から、小水力発電を含む、再エネ創出の第二次募集の通達を受信致しました。

 

要は、再エネの創出計画に県の補助金を出すので積極的な応募を期待するというもの。

 

勿論、しまだ環境ひろばが希望する条件はクリヤーされています。

 

折しも、7月26日、小泉環境大臣は、2022年度に再生可能エネルギーを導入した自治体を支援するため新たな交付金の創設を目指す方針を明らかにしました。

 

政府は、2030年までに2013年度比、温暖化ガスの排出量を46%削減を打ち出し、再エネの創出はその要であり、かなり思い切った政策を打ち出してくるものと思われます。

 

しまだ環境ひろばは、これまでも行政や事業者と連携・協働してきましたので、是非共島田市のどこかに小水力の発電所を設置すべく、早急に関係部署と改めて話合いを持ちたいと考えています。

 

これまで同様に、連携・協働で取り組んで行きたいと考えています。

 

出来上がった発電所は、長続きするために採算の合う仕組みづくりが前提ですが、完成の暁には、しまだ環境ひろばは、市民環境教育(一般市民・児童)の場に有効に使いたいと念願しています。

 

頑張ろう!