燃えるごみの減量、使用済の「茶がら」の再使用

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(6月27日 日)、妻が、夕食の一品として、「お茶のチジミ」をテーブルに並べました。

 

材料は、茶がら・玉ねぎのみじん切り・ニンジンの細切り・卵・小麦粉・片栗粉・醤油・水・鰹節・ゴマ油など。

 

レシピの出どころは、JA静岡厚生連業務部保健・医療・福祉課 山口友里さん(管理栄養士)、情報提供は川根のKさんでした。

 

見た目はちょっと悪いが、食べてみると意外にいける。煮干しを加えればビールのつまみにも合うと感じました。

 

ちなみに「お茶っ葉を使ったレシピ」というキーワードを使ってインターネットを覗いて見ると、佃煮、つまみなどなど、使い終わったお茶っ葉を活用したレシピがいっぱい出てきました。

 

去る平成27年(2015年)、島田市ゆめ・みらい百人会議の環境部会市民委員と、所轄課(環境課)との、「ごみの更なる減量化合同検討会」で、茶がらの水切りや、茶がらの活用について、喧々諤々話し合った記憶が蘇ってきました。

 

 ■ 生ごみの減量策の中で、使用済の茶がらの処分法や利活用が問題となり解決法が議論されました。

 ■ 燃えるごみの中で、「茶がら」も水分をいっぱい含み、バカにならない量である。

 ■ 茶がらを生ごみと一緒にしないで、網の袋に入れて一日天日干しすれば重量が半分、二日間で80%の水分が抜けることが分かりました。天日干ししても臭いや虫は全く寄ってこない。

 ■ 当時、検討会の座長を務めた課長から、「茶がらとエコグッズの交換」のアイディアが出されました。 ※エコグッズ腐葉土堆肥・エコ石鹸・花の苗など

 ■ しまだ環境ひろばの会員から、ニワトリや豚の農場主から、飼料に混ぜたいから一定量茶がらをほしい、との情報がもたらされました。

 

昨日は、茶がらを「おやつやつまみ」にして食べてしまおう、というアイディア。

 

合同検討会では、種々の燃えるごみの減量策の一環として、茶がらの水分除去の徹底を答申しました。

 

あれから6年、茶がらを含めて答申した案は実行に移されていない。

 

合同検討会は何だったんだろうか。

 

ごみの減量化は、燃えるごみ袋に入れる前に、家庭にある少量のうちに分別し、「工夫して食べてしまう」「資源として売る」などが最善!

 

燃えるごみとして市が回収すれば、後は化石燃料(石炭・石油・補燃材としてプラスチックを混ぜて回収)を燃やして焼くしかない。

 

当然、化石燃料を使えば二酸化炭素(CO₂)は出る。

 

膨大な燃料費と、焼却センターの維持管理費がかかる。

 

発電も、製鉄業も、「脱炭素」を叫び始めました。

 

島田市が、生ごみ処理器「キエーロ」の普及や、雑紙の分別徹底など一般家庭にあるごみの内に処分・資源化を打ち出していますが、非常に正しい方向です。

 

ただ、それをもっと徹底的に量を増やして、成果に結びつけていかなければなりません。

 

しまだ環境ひろばは、そこに役に立ちたい。

 

市民・市民団体・事業者・行政が連携・協働してチエを集結すればできると思う。