梅雨の合間、やっと「大豆のポット播き」終了

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(7月6日 火)、梅雨の合間をやっと見つけて、中溝町コミュニティ農園の「大豆の種まき」を終えました。

 

中溝町コミュニティ農園は、住宅のど真ん中に一反部強(380坪)あった休耕田(雑草地)でしたが、しまだ環境ひろばが平成21年6月(2009年)に地主を説得して借り受け、以降12年間維持管理してきました。

 

春は「菜の花栽培」、秋は「大豆栽培」二毛作で、保育園児を集めて菜の花や大豆の種まき、一部枝豆で収穫、菜の花の種を絞って菜種油を、大豆を使って手づくり味噌の体験会をづっと開催してきました。

 

二年前(令和元年)、地主から近くの食品スーパーの駐車場に転用するからと言って引き渡しを依頼され穏便に返却、幸い約80坪(約250㎡)が残り、引き続いて市民4名で野菜や穀物栽培を続けています。

 

大豆の種まきは、2種類あります。

 

これまで時には、直播き(土に浅い穴をあけて種を2粒づつ播いていく)、時にはポット播き(ポットに種を播き、芽が10cm位になったら移植)の2方法を繰り返してきました。

 

2つの方法には、メリットとデメリットがあり、いつも悩んでいました。

 

 ■ 直まき:一番楽ですが、ハト害対策が必要です。大豆は芽が種を地表に押し上げるような形で伸びてきますが、伸びて来た芽(種)をハトが全て食いちぎり、芽を抜いてしまい畑が全滅します。

 

  ◆ そのため、畑全体を網で覆う必要があります。

  ◆ もしくは、種にハトのきらいな薬を付けて、芽が出てもハトに食われないようにする方法です。これはいただけません。

 

 ■ ポット播き:種をポットに播き、網で覆い芽が10cm位まで伸びるのを待って畑に移植しますが、手間がかかり、大きな畑には向きません。

 

今、中溝町コミュニティ農園は、80坪の小さな農園になっていますので、「ポット播き」が最善の方法です。

 

昨日、種まきを終えた大豆は、10月のイベントに使う予定です。

 

畑が広かった時には、直まきして一部、10月に枝豆として収穫、12月に大豆を約150kg収穫して、「新春 手づくり味噌の体験会」を開催し、素材として使って来ました。

 

今は、それも叶わなくなりましたが、手づくり味噌の体験会の講師をお願いしている「園田農園さん」のご厚意で、今年度(令和3年度)から、耕作放棄地を活用した有機栽培(無農薬)の大豆を供給してもらえることになりました。

 

「手づくり味噌の体験会」は、もう10年以上継続しており、一般市民のリピータが100名ほどになっています。

 

今年度の「手づくり味噌の体験会」の企画に着手しました。

 

市民のみなさん、今年12月~2月にかけて開催します。

 

ご期待ください!