NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今、世界は、地球1.7個分の生活をしていると言われています。
世界中の人が日本人並みの生活を送ったらとしたら、地球は2.9個分必要だと言われています。
同じ様に世界の人が、アメリカ人並みの生活をしたら、地球は5個分必要だそうです。
全てが地球温暖化のせいだとは言えませんが、私たちは地球を痛めつけて生活していることは確かで、この地球がいよいよ限界に近づいています。
一番顕著で悲哀を感じているのは、南太平洋のエリス諸島に位置する島国の「ツバル」は、平均海抜2m、最高海抜5mという平地に約1万人が暮らしていますが、地球温暖化による海面上昇によって数十年後には水没すると言われています。
またイタリア北部の水の都「ベネチア」も、素晴らしい観光地で賑わっていますが、やはり海面上昇で数十年後には海の下に沈んでしまう恐れがあると言われ出しています。
べネチアでは、去る7月9日~10日まで、20カ国・地域(G20)「財務相・中央銀行総裁会議」が開催され、美しい観光地の素晴らしさを世界に再認識されました。
しかし、16日から開催される「世界遺産委員会」で、海面上昇による沈没の危機のため、「危機遺産リスト」への登録が決まると見られています。
大変な危機です。
地球温暖化を主因とする海面上昇により、あと半世紀程で国や地域がなくなってしまう状況の中で、日本人は、地球2.9個分の生活をしていると言われてもピンと来ている人は非常に少ない。
それだけ、私たち日本人は恵まれているわけですが、便利な生活や快適な生活を手放せとは言いませんが、くらしを見つめ直して、せめて「もったいないこと」や「無駄なこと」は即日にやめたいものです。
ほんの一例ですが、
■ 畑や菜園を持っている家庭は、生ごみは「燃えるごみ袋」に入れないで自家堆肥化をしましょう。
■ それができない家庭は、せめて水分を切ってから「燃えるごみ袋」に入れましょう。
■ 雑紙(封筒・ハガキ・資料・お菓子の紙箱など)は、「燃えるごみ袋」に入れないで分別して排出しましょう。
■ ビニール袋やトレイなどのプラスリック類は川や海に捨てない。日本の海岸にも、世界の海岸にも、プラスチックごみがいっぱい流れ着いています。
まだまだ私たちの暮らしの中には、「もったいないこと」「無駄なこと」がいっぱいあります。
やらないだけで、やればできます。
将来を担うこども達や、孫・ひ孫の時代に、私たち日本人にもいずれツケが必ずやってきます。
やり出すのは今です!