シリーズ「ごみ削減を考える」が始まる。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

新聞を読んでも、テレビを見ても、報道番組や特集番組では、「脱炭素」「ゼロカーボン」「カーボンニュートラルなどの文字や言葉が踊っています。

 

それもそのはず、世界の各地で毎日のように気候変動の影響と思われる大災害が発生し、大勢の死者が出ていよいよ足元に火がつき始めたと気が付き始めた人たちが出て来たからです。

 

ただ、大部分の人が「そうだろう」とは思いつつ、「自分ごと」にして、くらしを変えている人は非常に少ない。(依然他人ごとだと思っている)

 

一部の人の行動を、大勢の行動にする(潮流にように)にはどうしたら良いのでしょうか。

 

ところで、日本の二酸化炭素はどこが排出しているのでしょうか。(データ出所:全国地球温暖化防止活動推進センター 2019年度版)

 

■ 発電所 39.1% ■ 産業(工場など) 25.2% ■ 運輸 17.9%

■ 業務その他 5.8% ■ 家庭 4.8% その他 7.2%

 

家庭が直接的に出している「二酸化炭素」の割合は、4.8%と小さいが、多くの産業が二酸化炭素を排出しながら製造している製品を使っているのは家庭である。

 

決して「他人ごと」ではなく、すべての人が「自分ごと」にしないと、地球温暖化防止という大危機を乗り越えて行く道のリは非常険しい。

 

家庭の中で、二酸化炭素を排出しているエネルギーを見てみると次の通りです。(データ出所:前述)

 

■ 灯油 8.6% ■ LNG 5.2% ■ 都市ガス 8.9%

■ 電力 45.2% ■ ガソリン 25.1% 軽油 1.3% 

■ ごみ 3.8% ■ 水道 1.9%

 

二酸化炭素を排出しているのはトップクラスは電力やガソリンですが、これらは賢く節約することです。

 

比率はそんなに多くは無いですが、一番もったいないのが、「ごみ」で焼却から出ている二酸化炭素です。

 

「余分に作った料理や食べ残し」、「水分をいっぱいつけた野菜くず」、「無造作にごみ箱に捨てられた雑紙」などなど、勿体ないこと、無駄ががいっぱい!

 

家庭における「脱炭素」は、一番身近で、やればできる(自分ごと)「ごみの減量」から取り組むべきと思います。

 

今日(7月19日 月)から、日経新聞朝刊 15頁 経済教室 私見卓見 シリーズ「ごみ削減を考える」 NO.①『もったいない』が捨てられる」が始まりました。

 

投稿者は、京都産業大学准教授の「浅利 美鈴」さんです。

 

記事は、先ずは「ごみとはそもそも何なのでしょう」から始まりました。

 

 

日本のごみと世界のごみは類似してきている。共通しているのは、「もったいない」ものの多さだという。

 

この連載では、ごみの実態に迫ると同時に解決策について検討して行くという。

 

明日からが楽しみだ。