NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(8月16日 月 朝)、テレビで広島の高齢の女性が、被爆した兄の遺骨が漸く帰って来たと喜び、父母の眠るお墓に納骨したと、うれし涙を流す場面が放映されました。
当時いくつかの遺骨は、骨に残る放射能の実態を調べるために、「理化学研究所」に供与されたものが返されずに残り、最近研究所の取り壊しの際に発見されたという杜撰なもの。
テレビでは、市の職員が出てきて、遺骨は名簿で管理(氏名・住所等)されているが法律で、遺族の申し出がない限り引き渡しができないことになっている。と当然のように話していました。
どんな障害があってそういう法律になっているか定かではありませんが、おかしいと思わないのか。
遺骨は少しでも早く遺族に返すのが当たり前ではないのか。
不合理な法律が邪魔をしているのであれば、法律を変えようと思わないのか。
本当におかしい。 おかしいと思わないことが怖い。
一昨日(8月14日 金)、日経新聞朝刊 19頁 大磯小磯に「改革は五輪に学べ」という記事が載り共鳴しました。
記事は、先のオリンピックは、競技に真摯に向き合い全力を尽くす若者の堂々とした振舞いに、多くの国民は拍手を送ったに違いない。
翻って日本という国はどうか。
■ 世界に誇れる企業は驚くほど少ない。
■ 政権支持率の低迷、官も政権への忖度がにじみ閉塞感が漂う。
■ 政官財の強固なトライアングルが最近は色あせている。
オリンピックでは多くの有力企業が、宣伝効果が薄いことや国民の批判を恐れて自社の宣伝を自粛したが、国家事業ではありえないことだ。
オリンピックの若者の評価とは対照的だ。ヒントは若者が躍動したオリンピックにあるのかもしれない。
記事は最後に、
明治や戦後などの歴史を振り返れば転換期の改革は若者が主導した。コロナ禍に加え気候変動やデジタル化の加速など社会は大転換期にある。政官財のすべての組織で若者を抜擢する人事を敢行したらどうか。ためらっている時間はない。と強調しています。
あしき前例主義、おかしいと思わない法律崇拝主義等々。
改革できないなら、「若者」に代われ!ということだ。
しまだ環境ひろばも、少ないですがすべての資産(資金・土地(借用地)・設備・技術等)を可及的速やかに若者に継承したい。