「鉄は熱いうちに打て!」児童環境教育

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

3日前、11月11日(水)の日経新聞朝刊47頁に、「気候変動、どう教えれば・・・ 悩む教員、ノウハウ足りず」の記事を興味深く読みました。

 

今、世界の殆どの国・地域が英国のグラスゴーに集まって、「第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)」が開かれている。

 

世界中の関心が集まる中で、将来を担う子どもたちへの環境教育を巡る本の学校現場では手探りが続いていると記事は伝えています。

 

具体的に、身近で起こっている変化や影響を伝えると、子供たちは興味を示し、目を輝かせ、何をやったら良いのか、その対策に思いを巡らせるようだ。

 

先生は忙しい。

 

普段の教科の上に、気候変動など専門分野の知識や経験を持つことは大変難しい。

 

やはり現場の先生からは、「知識や最新のデータを持つ人材の力を借りられる効果は大きい」と切実な声が寄せられているという。

 

今、教育現場では、環境教育に熱心な学校、あるいは先生にばらつきがあり、全体のレベルは上がっていないという。

 

しまだ環境ひろばでは、最新のデータや教材(手づくりのパワーポイントなど)を揃え、次のような児童環境教育を毎年開講し、学校現場に喜ばれてきました。

 

 ■ 「身近な水環境全国一斉調査」に参加 相賀小学校(3年連続)

 ■ 「野鳥入門と巣箱づくり」 金谷小学校科学倶楽部 他市内小学校児童多数

 ■ 「間伐材を使ってマイ箸をつくろう」 大津小学校 金谷小学校 初倉小学校

                     初倉南小学校 第5小学校

 ■ 「星の観察とキャンドルナイト」市内小学校児童多数

 ■ 「菜種油の寄贈と菜の花の一生の話」 聖母・第一・くりのみ 各保育園

 ■ 「島田市のごみについて考えてみよう」 金谷小学校

 

会員の減少や高齢化・後継難と、学校からの要請の減少やコロナによる自粛などでだんだん開講回数が減少しており、寂しい限りです。

 

できる限り、ただ事実を伝えるのではなく、「マイ箸」とか「巣箱」とか、「菜の花」とか「ごみ」とか、現物を目の前に出して環境問題を考え、次の行動(対策)に結び付くように工夫してきました。

 

本当にやりがいのある活動でした。

 

教材や材料は残っています。ちょっと手を加えれば復活も可能です。

 

環境教育の現状を知らされ、お呼びがかかれば老骨に鞭打って再出動してみようと思います。

 

やはり、環境教育は児童(幼稚園生・小学3~5年生)の内に、教えなければならない。

 

鉄は熱いうちに打て!

 

記事は、「子どもたちと大人が一緒になってともに改善策を実践できる場が必要だ」と結んでいますが、本当にそう思います。