「島田市議会11月定例会」をオンラインで視聴

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(12月2日 木 am)は、島田市議会 11月本会議 定例会」をオンラインで視聴しました。

 

今日の定例会で、一番くじを引いたM議員から開始、M議員は次の2つの質問をしました。

 

(1)特殊東海製紙横井工場跡地の活用について

 

  ◆ 市は、同跡地を「大河原建設(株)」及び「サンエムパッケージ」2社が購入したことを明らかにしたが、民間事業者であるので、使われ方・付近の交通計画などはまだフォローしておらずこれからだと回答しました。

 

  ◆ これに対してM議員は、同工場は日本の近代産業の発祥の地で、歴史的建造物(レンガの塀など)もあり、嘗ては水力発電も手掛けた。こうした遺産を同跡地を購入した事業者に情報として伝え、これからの事業に活かしてもらうように働きかけるべきだと質し、市も約束しました。

 

  ◆ M議員の言いたいことは、跡地を購入した事業者の報告や計画をただ待つのではなく、市も積極的に関わり、事業者が跡地の活用に歴史を活かすことや、周辺の道路事情を考慮し、結果として市民生活の向上に結び付くことが肝心だ、ということ。

 

(2)島田市の防災対策のあり方

 

  ◆ M議員は、①制作した土砂災害ハザードマップの活用方途は ②災害時における施設の被害状況の共有システムやビッグデータとAIなど新しい災害対応の技術をどう導入し活用を考えているか。 ③地震等の災害時に火災が生じた場合の自主防災組織としての活動は、どこまでを期待しているか。などを質しました。

 

  ◆ M議員の言わんとしていることは全体を通して、防災対策の重要性、ツールの有効活用、よく市民と意見を交換して、いざという時に役立つものでなければならない、ということ。

 

次いで、A議員が2つの質問をしました。

 

 (1)縮充の考え方と今後の市政方針  (2)ユニバーサル農業の振興について

 

人口減や高齢化など社会は大きく変化しています。そういう中で市政も「縮充」という考え方を取り入れざるを得ないが、影響を被る人には過剰なくらいの丁寧な説明がいるというA議員の主張に対して、市も同調し協働してまちづくりを進めたいと応じました。

 

次いでA議員は、農・福連携事業(ユニバーサル農業)について市の取組みの方途を質しました。

 

   ※ ユニバーサル農業とは、子どもや高齢者、障がい者など誰もが「農業」に親しみ、いろいろな効用を享受することを通じて、農業への理解を促進し社会的価値を向上しようとするものです。

 

市は、障がい者雇用については把握していないが、農業者と障がい者をつなぐことは今後もしっかりやって行きたいと応じました。

 

A議員は、筆者も所属し、杏子の郷づくりを掲げて発足した、「相賀の里の会」のメンバーであり、嘗て「農・福連携」を課題としていました。

 

現在も研究中であるが、地元農業の活性化策「ユニバーサル農業」の導入について率先垂範してもらいたい。

 

筆者も最大限の協力をしたいものだ。