NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
コロナ禍で、世界の国々で物価が上がり出しているようだ。
資源価格(原油・石炭・液化天然ガス・アルミなど)の高騰や、国によって異なるが人手不足や供給制約による物不足が原因らしい。
日本は長いデフレから漸く抜け出しかけましたが、中々物価が上がらない、給料が上がらない、企業が価格転嫁できない、という悪循環が続いて来ました。
しかしこのところ、物価上昇要因は目白押しです。
■ 世界で物価が上昇している。日本だけが例外ではいられない。
■ 円安で輸入物価が上がり、企業の仕入れ価格が上がり出し、企業努力では吸収できず価格転嫁が始まっていること。
■ 岸田新政権が、経済の好循環の実現のため、先ずは賃上げ(分配)を叫んでいること。
日銀は、2%の物価上昇をづっと目論んできましたが、中々実現できず今日に至っていますが、日常台所を預かっている主婦の実感は、とうに物価上昇を感じています。
人口減少、核家族化、一人世帯や高齢者世帯の増加で、食品スーパーの売り物は、小容量化しています。
しかし、価格は据え置きか、値上げになっており、消費者もそれを素直に受け入れています。
大容量の物を買って腐らせたり、食べ残したりすることに抵抗感があり、消費者は小容量品を受け入れていますが実質値上げです。
海外に依存している小麦や大豆やトウモロコシや菜種、その加工品、サラダ・パスタ・マーガリン・マヨネーズ・小麦粉・コーヒー豆等々、全部上がっている。
上がっていないのは政府の物価統計だ。
本当に大丈夫か。
日本の長期金利は未だマイナス状態、国債の償還コストは低く抑えられていますが、物価上昇と共に長期金利が上がり出したら一溜りもない。
物価上昇に目が離せない!