若者と高齢者の交流を活発化させたい!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

過去に発足した高齢者(現75歳前後)の市民活動団体が急激に減少しています。

 

これは筆者が所属する「環境分野」だけではなく、全ての分野の共通の悩みではないか。

 

若い人達で構成する環境や福祉や防災団体が芽生えていれば良いのですが。

 

お祭りや趣味や健康目的には人は集まるのですが、環境と言うような取っつきにくい活動は芽生えも少なく、新人の入会も少ない。

 

会員の高齢化・会員減少・後継難が要因ですが、団体自身も新陳代謝の努力をして来なかったツケが出てきています。

 

市民活動団体は、自然に育つものか、育てられるものか、筆者は両方だと思いますが市民活動団体自身も、また行政も育成を怠ってきました。

 

最近、何かの課題で人を集めようする時、意識的に若い人だけを集めようとするケースを目にするが、こうした行動こそ若人と高齢者を分断する傾向を助長していないだろうか。

 

確かに、若者集団に高齢者が入ると先導するきらいはありますが、そこはルールと、リーダの才覚で何とでもなるわけで、垣根を作らずに誰でも気軽に参加できる雰囲気をつくるべきではないか。

 

筆者は先日勇気を出して、若者集団 NPOシマシマ主催の「島田がこうなったらいいな」の「ワークショップとプレ実現会」に参加しましたが、高齢者は僅かでした。

 

ワークショップでは、若者のデジタル力(オンライン会議・企画書、チラシ、議事録制作など)とスピード、高齢者の経験がうまく絡み、筆者はついて行くのがやっとでしたが、実行計画のチエ出しの面では貢献できたと自負しています。

 

一つの成功事例ですが、若者と高齢者のバランスは非常に良い結果を生むことが分かりました。

 

高齢者が幅を利かせて、意見が偏ってしまうという既成概念はおかしくないか。

 

若者の発想力やデジタル化やスピード感は素晴らしい。

 

しかし高齢者の経験や実行上のチエも必要で要はバランスではないか。

 

若者だけの意見交換会で、結局完成した基本計画はどこかで過去に見た計画でなければ良いが。

 

どんな団体でも新陳代謝をしなければいずれは消えてなくなります。

 

市民活動団体も、企業や団体と同じ様に若者の入社があり、高齢者の経験と知恵が伝承されていくような仕組みができないものか、そんな仕組みを作りたいものだ。

 

そのためにも、若者と高齢者の交流を活発化させたいものだ。