真実を話して、市民に考えさせる時期です。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

家庭内から出る燃えるごみ(可燃ごみ)の発生要因は、市民が一番知っており、ごみを減らすには、家庭の中で毎日食事を作ったり、掃除をしている市民に聴くことから始まる、と書きました。

 

そもそも、人間が作り出した「物」は全てリサイクルすれば、「ごみ」という物は存在しないという発想に立って、ごみの発生原因と減量対策を考えなければならない。

 

ごみの発生原因は、私たちの暮らしと密着しており、暮らしの中の場面場面で発生するごみの種類別に異なる。

 

例えば、

 

 ■ 一般家庭には部屋別に「ごみ箱」が置いてあるが、ごみ箱に入れば必ずごみとなって「燃えるごみ袋」に移されて市の焼却場行きとなる。「ごみ箱」に入れない工夫や部屋にごみ箱が無かったらどうなるかを考える。

 

 ■ 勝手場のシンクの中に三角コーナーを置いたり、シンクの中に調理くずを落とし込み、わざわざ水分を付着している、どうしたら生ごみに水分を付けないかを考える。

あるいは生ごみの中身の水分飛ばし法を考える。

 

 ※ 生ごみは、表面に付いた水分を含めて全体の80%は水分で、80%の水分が全て抜けるまで、石炭や石油を燃やし続けていることを一般市民は知らない。

 

 ■ この他ごみになる原因とヒントは無数に存在し、普段それに気が付かないだけである。

 

恐らくこうしたヒントを提供してやれば、出席した市民からは奇想天外な意見やチエが発せられると思われます。

 

このヒントを提供する役目は、市民環境活動団体会員1名の役目です。

 

ごみの種類別に発生原因とその対策を、毎日食事を作ったり、掃除をしたりしている市民をごみの種類毎に小数集めて、そこに若い市民1名と、若い行政マン1名と市民環境活動団体会員1名が加わり、ごみの種類別に考察・検討すれば直ぐ答えは見つかる。

 

若い行政マンと市民環境活動団体会員は、決して検討会を先導してはならず、先ずは市民に徹底的に語ってもらい、ごみの発生原因の基を導き出し、その発生源を断つことを考えてもらう。

 

こうして市民自らが考えた発生原因と実行可能な対策をまとめ上げ、一年かけて自治会や一般市民に徹底し、2年目に実施、本格稼働は3年目とし成果を出していく

 

是非そういうメンバーのワーキングをスタートしてもらいたい。

 

市民にPRやお願い調の情報発信の時期はとうに過ぎたのだ。

 

真実を話して、市民に考えさせる時期である。

 

次回以降、ごみの種類別ヒントを詳述してみたい。