「可燃ごみの減量」は全世代を挙げて!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

燃えるごみ(可燃ごみ)の量が高止まりしています。

 

ごみの種類別に、ごみがどうして発生しているか、毎日食事を作っている市民や、毎日掃除をしている市民ならその原因を良く知っていると書きました。

 

ただ市民は、燃えるごみ袋に入れて排出すれば、ごみの収集車が持って行ってくれるので、なぜこんなにごみが出るのか、日頃あまり疑問も感じないで過ごしています。

 

可燃ごみの減量問題が、市議会の市民意見交換会の共通テーマに取り上げられたり、市議会の議員質問のテーマになったり、有料化が議論の対象になったり、第3次環境基本計画策定の重要課題になり、本問題は確実に脚光を浴びだしたことは確かである。

 

この問題は、研究をするとか、市民へお願い調のPRをする時期はとうに過ぎ、具体的に、検討・計画・実行・評価をする時代になっています。

 

そのためには、毎日食事を作ったり、掃除をしている市民を小人数集め、ごみの種類別に3名程づつ、そこに若い市民が1名、市民環境活動グループ、行政の若い職員が加わってワーキングチームを作ることを提唱したい。

 

しまだ環境ひろばでは、過去に市民に集まってもらい検討会を何回も実施してきましたが、全市的な動きにならず結果失敗でした。

 

非常に古くて、新しい問題です。

 

ワーキングチームのミッションは、分別(資源化)すれば、そもそもごみは発生しないという概念に立って、ごみの種類別に、ごみの発生経路やごみとなる原因を徹底的に究明し、どうしたらごみを無くせるかを考えることです。

 

市民環境活動団体1名と、行政の若手職員は、ワーキングチームを決して先導してはならず、徹底的に市民に議論してもらうことに徹することです。

 

そうして、そこから実行案を作り、市民に徹底し、市民が試行し、評価して、3年目に本格的な実行に移すことです。

 

要は、市民が反省し、市民が計画を作り、市民が実行し、市民が評価し、市民が成果を上げることを考えることです。

 

ごみの種類別のワーキングチームからは、思わぬ意見や奇想天外のアイディアが出て来るものと思われます。

 

例えば、「雑紙ワーキングチーム」は、紙くず(雑紙)とは何か、紙はなぜごみになるのか、紙をくしゃくしゃと丸めて捨てるクセはなぜか、紙を細かく切り刻む習慣は、その紙はなぜ燃やさなければならないのか、部屋に置いてあるごみ箱は何のためにあるのか、無くしたらどうなるか、等々徹底的に話合ってもらう。

 

その他のチームも、発生元を断つ!ことを徹底的に考える。

 

そうして最後に、可燃ごみの減量に協力した市民への還元策を考えてもらいたい。

 

これまで可燃ごみの減量について、ごみの種類別に市民が徹底的に議論する機会が無かったと思う。

 

若者だけ集めても、可燃ごみの減量策は出て来ない。ごみを出しているのは全世代なのだ。

 

先ずは、総力を挙げて取り組もう!