安易な「ごみ処理の有料化」に反対

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市に行けば、ごみ処理が楽だ!、燃えるごみ袋に入れれば何でも回収してくれる。

 

一方、ごみ処理経費(税金で負担)は全国トップクラスだ。

 

市民満足度調査では、「ごみ処理」が9年連続ダントツでトップ。

 

市民は「楽チン」をお金で買っている。

 

敢えてやりたくはないが仕方なく、市は「ごみ処理の有料化」を議会や一部市民グループにジャブを打ち始めました。

 

「ごみ処理の有料化」は、全国の自治体の約60%強が既に実施し、多くの自治体でごみの排出量が減少していることは実証されています。

 

しかし、中途半端にやって失敗している自治(それくらいの負担ならと市民が減量を拒んだ)もあると聞いています。

 

確かに、自己負担を増やせばごみは減る、ということは実証されていますが、それでは余りにも悲しい。

 

「楽チン」をお金で買っている市民に、また「お金」で行動を制限する、それくらいのお金で済むなら今のままでいいよ、という市民も出て来ないか。

 

環境を良くするという市民の意識は、お金では買えないのではないか。

 

市民の環境意識の醸成とはどんなことだろうか。

 

市民の多くが、環境を維持改善しようと、お金を絡めるのではなく、自発的に行動をするその気持ちが自然に醸し出る状況が理想である。

 

市もこれまで、ごみの減量策はいろいろ打って来たし評価できる。

 

いくつかの市民グループも、ごみの先端都市の視察やごみ処理の勉強会・講習会も数多くこなしてきましたが結果、市民への浸透は進みませんでした。

 

しかし、だからと言って安易な「ごみ処理経費の有料化」には反対です。

 

市民はまだやることをやっていません。

 

その気になればできる生ごみの水切り」さえできていません。

 

ごみの減量化は、分別(資源化)に尽きます

 

本来、ごみの発生を抑制し、仕方なく出てしまったごみは全部分別すればごみはゼロ化も可能なのです。

 

そのためには、ごみの種類別に、どうすればごみにならないか、市民を挙げてもう一度原点に帰る必要があります。

 

ごみの種類毎に、市民による「小集団検討活動」を提唱します。

 

市民で決めたことを「一大市民運動化」し、初年度は実行案の「徹底・浸透」、2年目は「実行・検証」、3年目で「成果」を上げる。

 

3年間、必死で頑張ってみたい。

 

これでもダメなら、「ごみ処理の有料化」に積極的に、徹底的に賛成します。

 

しまだ環境ひろばは、市民・事業者・行政関係部署(環境課・市民協働課など)・議会と「連携・協働」して行動を共にしたいと思っています。