NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
多くの自治体には、「出前講座」という制度があり、実施要綱が定められています。
静岡市のアイセル21に拠点を置いている「生活情報交換会」は、原則として毎月第三金曜日に講演会を開催していますが、その時々の時節に合った話題や問題をテーマアップすることを大切にしています。
講師にはその時々の話題の人が登壇することが多い中、静岡市の「出前講座」も組み入れて新鮮さを保っています。
例えば、確定申告の時期には、「知っておきたい税の話 個人住民税のはなし」、デジタル化が話題になっている時期には、「マイナンバーでできること~ゼロから覚える社会保障 税番号制度~」等々を織り込み、会員(聴講者)から好評を得ています。
身近な市政にも市民が知らないことがたくさんあります。会場に派遣された職員は質問時間もしっかり取って、素朴な疑問や答えが難しい質問にもしっかり応えています。
自治体の「情報公開度度」は年々上昇し、良い方向に向かっています。
ちなみに静岡市の出前講座は、124講座が一覧化されています。
島田市在住の筆者は静岡市のこととは言え非常に参考になり、日頃の市民環境活動に活かしています。
島田市でも、市政出前講座として通称「ふれあいしまだ塾」が用意されており、市民の利用を望みたいところだ。
「ふれあいしまだ塾」は、市民との協力関係を築くために、講師として職員を派遣する事業として規定されています。
対象は、島田市に居住する10人以上の団体で、会場は主催者団体が確保、講師料は無料となっています。
令和4年度の講座内容(詳細は島田市ホームページを参照)は次の通りです。
■ 市政: 総合計画・総合戦略関連講座 12講座
■ 市民生活: 災害なんでも教室等 7講座
■ 環境とくらし: 家庭でできる脱炭素社会の取組み等 8講座
■ 観光 産業 経済: 蓬莱橋今昔物語等 9講座
■ 福祉 健康: 障害・福祉・サービス等 33講座
■ 文化 スポーツ: 姉妹都市・友好都市の紹介等 23講座
■ 都市計画: 魅力的で住みやすいまちづくりに向けて 4講座
合計で96講座が用意されていますが、市民の活用度は今一のようだ。
前述の静岡市「生活情報交換会」は、市政出前講座をうまく活用しており、幹事団と市の窓口や派遣された職員との関係も良好で、ウイウイの関係になっているようだ。
しまだ環境ひろばでも近々、一部一般市民も入れて会員の勉強会に活用して見たい。