市民環境活動グループの衰退の原因は!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(10月13日 木 pm)は、久方ぶりに「しまだ環境ひろば」の昔の会員に再会し、思い出話に花が咲きました。

 

帰り際に、「少し時間ができたので、また声を掛けて」と言われましたが、しまだ環境ひろばは会員減少で一人でも多くの会員を喉から手が出るほど欲しいが、少しづつ活動から撤収を考える今、「また一緒にやろう」と口元まで出ましたが、思い止まりました。

 

しまだ環境ひろばは、平成15年(2003年)8月設立ですので、来年は20周年を迎えます。

 

「第一次 環境基本計画(10年計画)」の策定のため市民100人が公募され(環境百人会議)、策定を終えて改めて会員を募って発足したのが「しまだ環境ひろば」です。

 

筆者は設立3年目の入会でしたが、その頃のしまだ環境ひろばの役員クラスは、そうそうたるメンバーで会議はいつも盛り上がり、時には紛糾しました。

 

「第一次環境基本計画(10年計画)」は、非常に力作で良く出来ており、今から思うと市民主導型で出来上がっていました。

 

平成16年(2004年)から島田市が毎年発行している島田市環境報告書」を見ると、市民活動が非常に活発に展開されていたことが分かります。

 

平成25年までの「島田市環境報告書」には、環境活動に名を連ねている環境活動市民グループ53団体も載っていました。

 

それが今はどうだろう。「環境報告書」には環境市民団体の紹介ページは削除され、僅か「しまだエコ活動」という制度に名を連ね活動報告をしている市民グループたったの10団体です

 

島田市市民グループと連携・協働し実行委員会を構成して、「くらし・消費・環境展」を華やかに開催してきましたが、今年度の市民グループの出展はとうとう「しまだ環境ひろば」だけの出展になってしまいました。

 

市民グループを活用し、育てて来なかったツケが完全に出ています。

 

市民グループは育てるものか、育てられるものか、筆者は両方だと思いますが、今ここに至った原因は「市民グループ」・「行政」双方にあります。

 

市民は、お楽しみ会やお祭りには喜んで参加しますが、環境活動という真面目な活動には中々参加して来ません。

 

やはり、市民グループと行政が連携・協働する中へ一般市民も巻き込んで、そういう中で人を育て、後継者を育てて行かないと、今のような結果を招きます。

 

何かと行政と市民グループが連携・協働して計画を練る習慣をつけることが必要です。

 

第三次環境基本計画の発令を来年3月に控えて、しまだ環境ひろばでは当問題の打開策を計画に盛り込むように提案をしています。