燃えるごみ袋の中を「新聞紙で覆う」問題

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

筆者は、数年前に「生活情報交換会」に入会しそれ以来努めて出席、今年は正式に幹事会の仲間入りをしました。

 

 ※ 生活情報交換会とは、某企業を退職した同じ年代の数人が、第二の人生も有意義に過ごそうと、お互いの情報の交換やたまには有識者の良い話を聞こうと立ち上げた会です。

 

今や、会員数は異業種からの参加も含めて数十人へ、講演会(原則月一回第三金曜日)の回数も次回は141回を迎えます。

 

幹事会も、講演会開催週の月曜の夜8:00からZOOMオンライン会議を開いて、当日の段取りや役割を話し合っていますが、幹事団の連絡はパソコンメールとスマホのLINEで交信しております。

 

交信は、近況の報告やニュース、時の話題から意見交換に発展します。

 

今、TさんからLINEで発信された「自分の家の前が、隣組のごみ集積場になっているが、各家庭は燃えるごみ袋の中を新聞紙で覆い、カラスに袋を突つかれないように工夫している」ことが話題になり、いろいろな意見が出ています。

 

「燃えるごみ袋」は早朝、カラスに突つかれてごみが散乱するため、各家庭では袋の中を新聞紙やダンボールで覆い始めたが、資源ごみの紙を燃やすことが問題となり、現在は網をかぶせる方向に変わって来ています。

 

新聞紙で袋の中を覆う目的はカラス対策もありますが、ごみの中身を他人に見られたくないという心理が働いて、依然として続いています。

 

自治体も、燃えるごみ袋に新聞紙が混ざっていた方が燃焼しやすく、好ましくはないが黙認しています。

 

新聞紙とは別に大半の自治体では未だ、燃えるごみ袋に「プラスチック」を入れて回収していますが、プラスチックを補燃材で使えば燃えやすく、燃料費(コークスや石油)が大幅に節約できるとしてこれも容認しています。

 

プラスチックを燃えるごみ袋に入れてごみと一緒に燃焼させる問題は、また別途論じるとして、中身を新聞紙で覆う問題に戻そう。

 

カラス対策は、多くの隣組「網をかぶせる」対策が行き渡り定着してほぼ解決しましたが、中身を他人に知られたくないということは解決になっていません。

 

嘗て筆者は、「燃えるごみ袋を今より中身が見えない色付けや半透明にしたらどうか」と提案しましたが、検討事項となりましたが未だ実行されていません。

 

ごみ袋にとんでもない物体を入れる不心得者がいて、ごみの回収の時監視をしており、中を見にくくするとそれができなくなるいうのが理由。

 

それよりも、燃えるごみ袋の内側に新聞紙が被せられ、生ごみと一緒に焼いた方が効率が良い(補燃材)ということか。

 

燃料費の高騰で、島田市も今年度1億円の補正予算を組まざるを得なくなっています。

 

燃料費と環境保全問題は別ではないか。

 

燃料費の節約は、もっと基本的に「ごみ全体を減量する」抜本的対策を要しないか。

 

市民に真実を話して、ごみの減量について市民の全面的な協力を仰ぐしかないと思う。

 

市民に分かり易く説明することだ。

 

プラスチックを燃えるごみとして扱っている現状も、「ごみ全体の減量対策」の最大の課題である。