「COP27」、間もなく開幕

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

COP27「第27回 国連気候変動枠組み条約締約国会議」が、エジプトのシャルム・エル・シェイクで11月6日(最終日18日)開幕します。

 

前回のCOP26は、イギリス グラスゴーで昨年11月に197の国と地域が参加し、産業革命以前からの気温上昇を1.5度以内に抑えることを目指して、努力をして行くことを決意」することで合意し、世界は地球温暖化防止に向けて、次なる一歩を踏み出しました。

 

気温上昇を1.5度以内に抑えるためには、2025年にピークアウト、2030年までには半減させる必要があり、時間の余裕は全く無い。

 

発展途上国への先進国からの支援があって始めて達成できる。

 

そんな中でロシアによるウクライナへの軍事進攻により、先進国の目算が全く狂ってしまいました。

 

エネルギーや食糧不足から物価の高騰を招き、予想もつかないインフレに慄き、先進国と言えども発展途上国の支援どころではなくなっており、COP27は、どんな結果になるか全く予想が付かない。

 

今日(11月1日 火)の朝のニュース、COPの会場に毎回駆けつけて「パリ協定」の実行を迫りデモに参加している、スウェーデンの環境活動家「グレタ・トゥーンベリ」さんは今回のCOP27には参加しないと表明しました。

 

理由は、COP27に成果を望む環境に乏しい事と、開催国のエジプトの厳しいデモ規制が予想されることのようだ。

 

気候変動が年を追うごとにひどい状況になりつつあり、一刻の猶予もない中で戦争を起こしたロシアの責任は問われるが、何とか戦争を終結させてCOPの機能を復活させてもらいたいものだ。

 

人間とはここまで愚かであったのか、怒りを持って行くところがない。

 

悲しくてならない。