佐藤工業所、小水力発電に本格参入!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(11月12日 日)の静岡新聞朝刊に、「小水力発電設備に参入」の見出しで、藤枝市の鋼製型枠メーカーの佐藤工業所」さんが、水力発電機の製造・販売に本格的参入の記事が掲載されました。

 

佐藤工業所さんは、1954年創業の鋼製型枠専門メーカーで、小水力発電機は2008年から参入、静岡中部金属組合の組合員として島田市坂本小水力発電所」建設に関わり、残念ながら当計画は頓挫しましたが、その後発電機の開発を進め、長野県の企業に2基導入の実績を持つ。

 

しまだ環境ひろばは、第一次島田市ゆめ・みらい百人会議にエントリーし、庁内に島田市水力発電合同検討会」を、行政・大井川土地改良区さんと連携・協働して立上げ、島田市水力発電ガイドブック」を完成し、市内のどこかに発電所建設を模索して今日に至っています。

 

佐藤工業所さんの存在を知り、佐藤会長とも数回の会合や発電所建設の候補地探索、去る10月20日(木)には、大井川土地改良区さんの協力の下、用水の水を止めて最有力候補地(島田市向谷うぐいす橋落差)の測量を行い、実現の見通しを付けたところです。

 

佐藤工業所さんのご尽力で、計画書(たたき台)も出来上がり、これから作戦会議を行った上で、関係先(行政・スポンサー)に提案して行く予定です。

 

行政は事業主体にはならない」と言明していますが、用水路の管轄は行政が行っており、連携・協働しなければこの計画は成立しない。

 

行政は事業主体や、発電機製造・販売メーカ、用水路管轄の大井川土地改良区さんが揃えば、最大協力はすると言っているので、この辺の協議がこれからの行動になって行く。

 

昨日(11月12日 土)の島田市くらし・消費・環境展2022」にも、佐藤工業所さんや三菱電機プラントエンジニアリング(株)さんのご協力で、小水力モデルの展示と、今回計画案の披露を行いました。

 

計画は、採算面でハードルは高いが、何とか知恵を出して15年来の島田市で小水力発電を自前で」を実現したいものです。

 

やる気のある、「事業主体(スポンサー)」の出現を期待したい。

 

11月12日 静岡新聞朝刊 佐藤工業所 小水力発電設備に本格的参入のニュース