「激走!日本アルプス縦断レース(後編)」を見て

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

一昨日(11月12日 土 pm)、BS1チャンネル 夜8:00からのNHK「激走!日本アルプス大縦断レース(後編)」を見ました。

 

レースは、去る8月8日(月)から、制限時間の8日間で行われました。

 

同レースは、正式名称をトランスジャパンアルプスレースと称し、富山県魚津市~3つの日本アルプス北アルプス中央アルプス南アルプス)を超え、静岡市駿河区の海岸まで、全長415kmを制限時間8日間の中で競うもので、2002年に始まり今回は11回目です。

 

レースは全て、自己負担・自己判断・自己責任の中で行われる。

 

前編では、途中経過の順位やレースの模様を伝えながら、出場選手ごとに挑戦に至った決意や思い、選手と並走しながらの現在の体調・苦しさを伝えていました。

 

そんな中で、筆者が入会している「生活情報交換会」の2019年11月例会で講演をして頂いた「望月将梧さん」が、今にもリタイヤ―しそうな苦しさを訴えながら走っているではないか。

 

望月将梧さんは、当レースでは前人未到の4連覇、最短記録保持者絶対王者と言われていますが、さすがの望月さんも今回は非常に苦しそうだ。前編は、壮絶な闘いの中で、それぞれの選手の状態を伝えながら終了しました。

 

後編は、元気で走りぬいている選手、息絶え絶えで今にも倒れそうな選手、身も心も萎えてしまった選手たちのそれぞれの姿や思いを鮮烈に伝えていました。

 

レースは、自己管理・自己責任ですので最後は自己判断、リタイヤ―を決意した選手の言葉はいずれも、「気を失って関係者に迷惑を掛けたくない」で、走りぬく気力と自己責任の狭間で苦しみぬく姿を写していました。

 

前述の「望月将梧さん」は、元気を取り戻し最後は見事第4位で、実に清々しい顔でゴールしましたが、自問自答しながら苦しみ抜き、今回も自分に打ち勝った満足感・達成感があのようなゴールの顔になったのではないか。

 

出場選手は、それぞれの人生の中で出場の理由を持ち、完走することで区切りをつけたいと思っている選手が殆どであるが、完走・途中リタイヤ―の区別なく、当レースは挑戦することに意義あるレースであることは間違いない。

 

選手にとって、何かが変わるチャンスになっていると思う。

 

望月将梧さんには、再度「生活情報交換会」に登壇願い、今回の思いを聴いて見たい。