小水力発電について地元発電機メーカと打合せ

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(6月30日 金 pm)は、地元大井川用水路を活用しての「小水力発電計画」の今後の進め方について、地元の発電機メーカ、S工業所さんと打合せをしました。

 

しまだ環境ひろばでは、島田市に網の目のごとく流れている大井川の用水路を使って「小水力発電」を先ずは一基実現し、将来それが増えて行くことを念願しています。

 

S工業所さんは、橋の建設やトンネルの掘削、鉄道の維持管理などで必要な型枠製造が中核事業であるが、2008年に小水力発電設備の開発に参入し、既に長野県茅野市の某小水力発電所に納入の事例がある。

 

さて、脱炭素・気候変動による大災害等々地球温暖化の話題は、テレビや新聞でニュースにならない日は殆んどないくらい、世界中の全ての人々の関心事です。

 

その対策は、細かいことは種々ありますが、大きく分けて3つ。

 

一つ目は、二酸化炭素削減の「技術革新」、二つ目は「再エネの創出」、三つ目は「森林の保全です。

 

技術革新で、徹底的に二酸化炭素排出源を断ち切り且つ減らすことだ。更に二酸化炭素を出さない再エネに置き換えることだ。その上で二酸化炭素を吸収してしまう森林を保全することだ。

 

3つを並行的に且つ徹底的進めることが、地球温暖化を防止できるカギである。

 

日本が天から授かった自然エネルギーを使って、世界の重要課題「地球温暖化防止」に貢献できるのは、再エネの創出であると思う。

 

5つの自然エネルギー(太陽光・風力・小水力・地熱・バイオ)の内、国土の2/3が山地の日本は「小水力発電には非常に恵まれているが、その活用は遅々として進まない。

 

用水路を使って「小水力発電」を実施しても水は減らないし、業の邪魔にもならない。

 

発電機を用水路に沈めることによる水の溢れ、ごみがつかえて水が溢れ出る危険もあるが、技術革新で乗り越えたいものです。

 

いつまでもできない理由を上げていては、設置も、発電機開発技術も、コストダウンも進まない。

 

再エネの創出は至上命題であり、水力発電原子力発電等と比べて、幸い世の中がひっくり返るほどの危険はなく、やり乍ら考えて行くことができる事業である。

 

そういう意味で思い切って進める必要がある。

 

昨日の会合では、令和6年度事業化に向けて、行政への提案(河川利用・補助金)を進めると共に、発電機等の製品開発改良・売電収入で投下資本の回収ができるまでのコストダウンを行う。

 

計画書(素案)を7月末までに作る約束をして散会しました。

 

島田市にはこれだけの小水力発電エネルギーがありながら、傾注している団体は他には見当たらない。