NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
11月に入り、大きな国際的会議が立て続けて開催されており、その進行状況や共同宣言のニュースが世界を駆け巡っています。
■ 3日~4日にドイツで開かれた「G7外相会議」
■ 8日~19日、エジプトで開催された「COP27」
■ 15日~16日、インドネシアで開催された「G20サミット」
■ 17日~19日、タイで開催された「APEC首脳会議」
どの会議も、ロシアによるウクライナ軍事進攻問題と、それに端を発した食料問題やインフレや物価高騰問題と共に、気候変動問題に対する対処法が中心の議題となっています。
ロシアがこの戦争から降りるに降りられない状況になっていますが、仮に戦争が終結しても復興には莫大なお金がかかり、誰がそれを負担するのか、負けたと言えばその負担がのしかかってくるので誰もそれを云えない。
戦争をやめられるのはロシア国民しかないが、ロシア国民の多くはどう考えているのだろう。
これだけ情報が発展している世の中で、いつまで口を噤んでいるのだろうか。
今、世界は先進国の中が2つ(民主主義国と専制国家)に割れ、その狭間にある後進国(発展途上国)が第3局に、その主張は真っ向から対立し折り合いのつかない世界となっています。
いずれの会議も議長国が何とか「共同宣言」をと必死になっていますが纏まらず、宣言を出せなかったり、最後はどちらの主張も織り込むような玉虫色の宣言になっているようです。
こういう中で生き抜いていくのは非常に大変で、国益のぶっつかり合いです。
唯一の決議機関である国連も、5大国の拒否権により多くの重要な案件が否決され全く機能不全の状態でどうにもなりません。
こういう中で、日本はどう生きていくのでしょうか。
備えや方針がどうもはっきりしませんので、国民は非常に不安です。
国民の中に議論が沸き上がって来ても良さそうですが、その気配がありません。
ロシア国民と同じ様に、口を噤んでいるようです。
何か起こってからでは遅い!