NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
去る2月15日に発行された「しまだ議会だより 87号」が隣組回覧板に添えて各戸に配布されました。
主な内容は11月定例会の報告ですが、17頁に議会でごみの減量問題を主管している総務生活常任委員会が、豊橋市を視察した報告記事が「分別がごみ減量化への最短ルート」の見出しで掲載されました。
島田市では現在「ごみの有料化」の検討が進められており、既に去る5月21日の「議会報告会(市民意見交換会)」にて当日の議題に取り上げられて、市民の意見も聴取されました。
視察報告によると豊橋市は現在、11種類の分別収集に至り殆ど廃棄する物がないほどごみを資源化しているという。
特質できることは、生ごみを分別回収し下水汚泥と浄化槽汚泥を使ったバイオマス発電に活用されていることだという。
豊橋市の一人一日当たりのごみの量は、島田市の約61%だという。
環境省が毎年3月に発表している、人口規模別自治体別ごみの少ないランキングでは50万人以上のクラスでは静岡県浜松市が全国8位、人口50万人以下10万人以上のクラスでは掛川市が2位、藤枝市は7位、島田市は100位にも入っていない。
島田市は近隣の市町と比べるとごみの量が1.3倍(広報しまだで公表)だというから、豊橋市は浜松市・掛川市・藤枝市並み(但しベストテンには入っていない)でしょう。
報告は先進事例を知ることができたと締め括っていますが、島田市の市民環境活動団体もこれまで「ごみの先進都市視察会」として、京都市・戸田市・町田市・富士市・藤枝市等々見学してきましたが、もう視察会の時代は終わりました。
やらなければならないことは「出尽くして」います。
これまでの20年間と同じことをやっても何も変わりません。
環境省は、ごみの減量対策の筆頭に「危機意識と目標設定とわかりやすい広報」だと言っています。
これまでのごみの減量に何が足りなかったと言えば、5W1H(「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」の、Why:なぜとHow:どのようにが欠けていたと思う。
なぜごみは減らさなければならないか、これを徹底的に広報(市民が自ら気付くまであらゆる方法で)し、具体的な目標と方法を持って一大運動化することだと思う。
市長は「有料化の前にやることがある」と言っています。
市民がこれに気付いて、市民が計画を立て、市民が実行しなくては、貴方任せではことは進まない。
しまだ環境ひろばは、市民・事業者・行政・議会に全面協力してごみの減量化に成果を上げたい。