島田市議会「2月定例会」一般質問を視聴

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

去る2月27日から島田市議会 2月定例会」が始まり、昨日から各議員による「一般質問」が開始、今日(3月8日)は2日目です。

 

一般質問は、質問書が行政に通告されて答弁が用意されます。

 

質問の内容は市民にも事前公開されますので、島田市では何が問題となっているのか、重要問題が質疑されているかが良く分かります。

 

今2月定例会の18人の議員の質問(複数質問あり)を大別すると次のように分類されました。

 

■ 令和5年度市政方針に関する質問(予算・施策・財政等)5件

■ 指定管理者制度・公共施設管理関連 5件

■ 農業施策・食料自給率向上関連 2件

■ 地域開発・道路整備・小学校閉校跡地利用関連 6件

■ 観光・まちづくり関連 3件

■ リニア中央新幹線問題関連 2件

■ エネルギー・再生可能エネルギー原発関連 2件

■ 台風15号関連 3件

■ 放課後児童クラブ・部活動・健全育成・子育て・食育・不登校関連 9件

■ 新型コロナウイルス関連 1件

■ その他(性の多様性・人口問題など)2件

 

令和5年度市政方針(循環型社会・縮充・DX)関連と、今世の中で一番の関心事である子ども政策に質疑が集中しています。

 

問題の指摘は間違えていないと思いますが、「ごみの減量問題」が取り上げられていないこと、「エネルギー問題」の質問が少ないことが懸念されます。

 

今日は一般質問の2日目、財政健全化問題を中心に質問したA議員の質問をオンラインで視聴しました。

 

先ずA議員は、「市財政の現状と今後について」「公共施設管理の現状と今後の対応について」の2つの問題を質しました。

 

■ 市財政の現状と今後について

 

第2次島田市総合計画後期基本計画は、縮充を柱として真に必要な施策、事業に資源を集中させ、量から質への転換を図り市民の満足度を目指すとしている。市政を進める上で財政の健全化は必須な条件であると指摘しました。

 

詳しくは、財政指標(財政力指数の低下・市債残高の増加・基金残高の減少・民生費の増加・人件費の増加)の具体的数値を上げて、当市の財政状況及び今後の見通しについて質しました。

 

これに対して、市の回答はいずれも財務数値は健全の範囲にあり、改善の方向に向かうと答弁しました。

 

■ 公共施設管理の現状と今後の対応について


当市を含めた地方自治体の公共施設の多くが、昭和40年代の高度成長期以降に整備され
たものが多く、既に耐用年数が過ぎ更新時期を迎えている。保有量、品質、管理費の適正化をどう進めていくかを質しました。


これに対し市は、施設の適正保有、修繕・更新の費用の適正化、管理費の適正化、上水道の更新の適正化など計画に基づいて的確に推進していくと回答しました。

 

令和3年度の一般会計の市債残高が417億円、令和5年度は445億円、令和6年度を頂点に減少に転じるということだがとても健全と言われるレベルではない。

 

投資をしたものがお金を生むなら別だが、しばらくの間、財政指標から目が離せない。