季節の移り変わりは、どこに行ってしまったんだ!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

4月29日(昭和の日)から始まった9連休は、5月3日(憲法記念日)・4日(みどりの日)・5日(こどもの日)と続いて今日(土曜日)、明日(日曜日)で終わりを迎えますが近年になく好天でした。

 

季節は春爛漫ですが、日中の気温は連日25度を超え夏を思わせます。

 

顧みれば、早咲きの桜として知られる河津桜が、昨年よりも早く2月下旬に見ごろとなり、その後「東京のソメイヨシノが全国に先駆けて咲き始めたのも記憶に新しい。

 

そう言えば、春の訪れの象徴とも言われる「つくしんぼ」もいつの間には過ぎ去り、毎年里山の土手で摘んで来たよもぎの新芽」も取り忘れるほど、季節が過ぎ去って行きました。

 

近くの山々は、落葉樹の若葉でモコモコと盛り上がっていますが、今年はあの独特な生臭い匂いも感じません。

 

これまで感じて来た春の到来の装いが、夏を思わせる気温の上昇ですっかり狂ってしまっています。

 

季節の移り変わりは、どこに行ってしまったんだろう。

 

筆者の大先輩で友人でもあるUさんから、金沢のご友人の俳句を送ってもらっていますが、季語も中身も春、春、春ですが実感は初夏、俳人泣かせの地球温暖化ですね。

 

世界の平均気温が産業革命前と比べると既に1.1度を超え、パリ協定の「2度より低く抑えて1.5度以内の水準にする」という目標が怪しくなっています。

 

日本全体が亜熱帯化している現実は、稲作や寒冷地の果物・亜熱帯植物の孟宗竹の北上化顕著であり、並行して日本の美しい四季の移り変わりがぼやけて来ています。

 

地球の温暖化(気温上昇)は人間が作り出したものであり、人間の知恵と行動で防止をしなければならない。

 

人間同士の戦争などやっている暇はない!