一億総デジタル化の早期実現を!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

一昨日(5月17日 水)、SBSテレビ 昼1時15分の「ひるおび」を見ていたら字幕に、「高齢者こそデジタル! 88歳の女性提案の生き方」と出て、ICTエバンジェリスト「若宮正子」さんが登場しました。

 

エバンジェリストとは、IT業界の用語で「IT伝道師」を意味します。

 

「世界最高齢のアプリ開発者」として、アップル社の社長に賞賛される若宮正子さんのポリシーは「面白そうならとりあえずやってみる」だそうです。

 

番組では、30年前58歳で初めてパソコンに出会い、そこから独学で学び81歳でアプリ「ひな壇」を開発、2017年(81歳)にはアップル社主催の世界開発者会議「WWDC」に特別招待され、2018年には国連総会で基調講演を行うなど、年間100回を超える講演会をこなしている様子が報じられました。

 

若宮さんの信条は、自分でできることは自分でやる、向こうからはやって来ない、年間100回を超える講演会の手配や準備も全て自分でやるという。

 

若宮さんは、高齢者にはぜひデジタルリテラシーを持ってほしいという。「タップ」や「チャット」など、分かりにくい言葉が多いが、タップは「指先で画面をたたく」、チャットは「ネット上でのおしゃべり」、分かれば何のことはない。

 

ただ専門家が横文字にして難しくしているだけで、日常会話に翻訳すれば良いのです。

 

高齢者だって「やればできる」です。

 

今、若宮さんは、政府に提案したり、関係者に呼び掛けて「高齢者にも理解され易いサービスの提供を」と呼び掛け、それを実行しています。

 

デジタル推進は全国民が当事者!総力戦で取り組むべき、快適で過ごしやすい社会を一緒に作って行こう、と全国を飛び回っています。

 

私たちも88歳の若宮さんに負けてはいられません。

 

筆者を含めて周りの高齢者の多くが最近漸く、ワクチン接種の予約・役所における申請や報告書類づくり、ホテルや病院の予約、代金決済、オンライン会議等々ができるようになってきました。

 

しかし難を云えば、ちょっとしたことで行き詰まったり、トラブルに見舞われたりしてインターネットを検索して解決策をいろいろトライして見てもどうにもならないで諦めてしまう時がある。

 

過日、「ごみフェス静岡2023」で、マシンガン滝川さんが登場したトークショーで、スマホやパソコンのちょっとしたトラブルを解決できる喫茶店があれば便利だなという提案がありました。

 

コーヒーを飲みながら、日頃ちょっとしたスマホのトラブルを解決してくれる茶店だ。

 

コロナ禍で日本はデジタル化の遅れが露呈し、デジタル庁の発足を始めとして、デジタル化が少しづつ進んでいるが、一億総デジタル化にはまだまだ程遠い。

 

高齢者の全員がスマホタブレットを持って(買えない人には貸与)、誰ひとり取り残さない仕組み(できない人にも保護者が付く)を作って、一億総デジタル化を実現すべきだ。

 

一億総デジタル化の実現ができれば、投資した経費は充分回収が可能だ。

 

どこかの地区・地域を限定して成功事例を作り、若宮さんの情熱に応えたいものです。

 

やればできる!