高知県日高村が「全住民にスマホ」を!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

先日(6月13日 火)の日経新聞朝刊 35頁の地域のチカラ・街のイノベーションに、高知県日高村「全住民にスマホ DX促進」の記事を報じました。

 

 ※ DX(デジタル トランス フォーメーション)とは、デジタル技術の活用によって、企業や行政が事業や組織のあり方を変革し、人々の生活をより良い方向に導くことです。

 

高知県日高村が、スマートフォン普及率100%を目指す「村まるごとデジタル事業」に取組んでいるという。

 

行政サービスで、DXを進めるためのインフラとして、スマホに注目した試みだ。

 

事業開始前のスマホの普及率は64.5%、20~40代は9割を超えていたが、70歳代は41%、80歳代は11%だったという。

 

それが、昨年(2022年)6月時点の普及率は79.7%、70歳代は70%へ、80歳代は33%になったという。素晴らしい!

 

税金は使えないので、法人が行政に寄付する「企業版ふるさと納税の活用を思いついたという。

 

不慣れな住民に使い方を教えるよろず相談所」の開設、スマホを使っての「健康アプリ」で歩いた距離などに応じて地域通貨ポイントを付与したり、スマホ普及は目的ではなく、住民が使いこなして生活の質を高めるのが狙い」だという。

 

健康アプリの活用で、1年間で少なくとも1,100万円の医療費抑制効果があったという。

 

日高村の人口は約4,800人だと言うが、人口が少ないからできた話ではない。

 

80回以上の説明会を開き、スマホの必要性や生活の変化を丁寧に説明、高齢者でも取り組める健康アプリの開発と普及に努め、これを継続・発展させていることが成功の秘訣だ。

 

筆者は現在、元会社のOB会や学校の同窓会等々、いくつかの幹事(事務局)を担っていますが、仲間の協力を仰いで、元会社のOB会のメールアドレス名簿を参加率約9割で漸く作り上げました。

 

もうDXの時代です。いつまでも電話やFAXの時代ではありません。

 

過日のOB会の記念写真を、会員のアドレスに送信し非常に喜ばれています。

 

要はやる気の問題で、できないのはやる気がないからです。

 

日高村のように、不退転の決意でDXを推進してもらいたいものです。