市民活動・社会活動に思うこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市にはこの20年間で、環境というキーワードを活動のテーマにして生まれて来た市民団体が50団体余もありましたが、その内現在残っているのは数団体です

 

これらの団体を立ち上げたのは、会社や団体を定年退職をして、第二の人生に生き甲斐を求めて来た人達で、設立以来団体の中枢で頑張って来られました。

 

10~20年経ってすっかり歳を取り、多くの人が第二の人生にも区切りを付けて、団体から離れていったのが数の減少の要因です。

 

要するに後継者をつくれなかったわけですが、今も残っている団体も後継難に苦悩しています。

 

しまだ環境ひろばもその一つですが、若い人たちに後継の提案をしているのですが、その可能性は非常に薄い。

 

反面、新しい芽がないか、というとそうではなく、若人だけの市民活動団体も数は少ないが立ち上がっています。

 

どうやら市民活動団体は、企業の後継者づくりと違って、団体の新陳代謝(入れ替わり)で成り立っていく社会のような気がする。

 

後継者が出来なくても、そんなに責任を感じなくても良いのかも知れない。

 

やるだけやってちゃんと後始末を付けて、周りに迷惑をかけないようにして置けば、若い芽は自分達で育っているのだから心配はいらないのではないか。

 

筆者は今、しまだ環境ひろば以外に、生活情報交換会・元会社OB会・母校の同窓会の幹事をいくつか担っていますが、非常に楽しい境地にいます。

 

最近はこれら活動に対して、損得や犠牲など考えたこともありません。

 

しまだ環境ひろば設立20周年記念行事の準備、生活情報交換会150回記念誌づくり・OB会デジタル連絡網づくりなどなど終末事業かも知れませんが、やりがいいっぱいの毎日です。

 

こういう境地にいるのは筆者だけではなく、関与している団体の幹事会全員の思いであり、みんな嬉々として取り組んでいます。

 

最後までやり遂げて有終の美を飾りたいものです。