NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今年も7月入り、7月1日は「山開き」・「海開き」。
国土の約70%を山地が占める日本では、神々が住む神聖な場所として、山が立ち入りが禁止されていた中、夏の一定期間だけその禁が解かれることを「山開き」と呼んでいました。
その後、海に入る時期とも重なるため、「海開き」が後から設定されました。
各地で開山祭や海水浴場開きの行事が開かれましたが、行事の中で誓うのが「ごみの削減」です。
最近は山が本当にきれいになりました。
山を愛する登山家は、ごみを置き去りにしたり、ポイ捨てする人はいなくなりました。
同時に、海を愛する釣り人やサーファーなどは、ごみは捨てません。
しかし一年を通してみると、山や海の清掃を担当している人達が回収しているごみの総量は依然として多いという。
いったいどんな人種がごみを置き去りにしているのか、ポイ捨てしているのか。
海の場合は、川からの流入と、海岸の強風に煽られて誤って舞ってしまったごみが、多いと思われます。
川に流れているごみは依然として多く、川を管理している土地改良区さんが回収しているごみは減っていないという。
釣り人が持参したエサのトレイを捨てる人はいないが、強風で誤って海に舞うケースは、海岸近くのテトラボットの隙間にトレイが多数挟まっていることからも窺える。
山にごみを置き去りにしたり、ポイ捨てする人種は、たまに山にハイキングに来た人か、物見遊山の観光客ぐらいだろう。
島田市近辺の低山に良くハイキングに出掛けていますが、本当にきれいになりました。
バイパスや高速道路のインター付近のごみは昔ほどではありませんが、未だ不心得者がいてポイ捨てごみが絶えません。
過日、吉田港及び西海岸にごみ拾いに参加しましたが、古いごみは余り見当たりませんでした。
モラルが向上して来た証拠ですが、山開き、海開きでもう一度、「ごみのポイ捨てはしない」、「ごみは必ず持ち帰る」を徹底したいものです。