気候変動で、日本の四季が危ない!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

筆者宅の玄関前庭のシマトネリコという常緑樹の葉っぱが、この6月に異常に落葉し気候変動の影響かなと思い、植物図鑑で調べてみました。

 

 「シマトネリコ毎年4月頃になると、古い葉は落ちて新しい葉に生え変わります。この時期にシマトネリコの葉が落ちるのは、自然なことでたくさんの古い葉が落ちて、たくさんの新しい葉に生え変わるということは、新陳代謝が良い証拠です。5月中旬頃になると、シマトネリコが花を咲かせ始めます。その頃までには、葉が落ちる量が少なくなっているはずです」とありました。

 

これまでシマトネリコは常緑樹と思い込み、6月にこんなに落葉し、毎日掃き清めた記憶もないので、植物図鑑を見て納得をしましたが、新芽が出る4月ではなく7月に入っても落葉は続いており気候変動を疑ってしまいます。

 

気候変動による災害は、毎日のように世界各地で大きな話題になっていますが、「花暦(はなごよみ)」も当てにならないような時代になって来ました。

 

静岡県の花暦 大まかに花が楽しめる時期>

 

 ■ 12~4月 ツバキ ■ 1~4月 菜の花 ■ 2月上旬~3月中旬 梅 

 ■ 3~4月 ソメイヨシノ ■ 4月上旬~5月中旬 ツツジ 

 ■ 4月下旬~5月中旬 藤の花 ■ 5~7月上旬 あじさい

 ■ 5月下旬~7月中旬 ゆり ■ 7~9月 ひまわり 

 ■ 9月中旬~10月下旬 コスモス ■ 10~11月 菊 

 ■ 1~4月 チューリップ

 

しまだ環境ひろばでは、放置竹林を再生して「果樹園」に樹種転換をし、梅林と柑橘類を栽培していますがこの2年間、梅の開花時期と共に、収穫時期が6月上旬から5月下旬に完全に1週間余繰り上がっています。

 

ソメイヨシノの開花も一週間~10日早まり、桜まつりの主催団体を悩ませています。

 

亜熱帯植物(お米・孟宗竹等々)の北上化現象が非常に顕著になって来ました。

 

気候変動は明らかに地球温暖化の影響ですが、これは私たちの生活が作り出した人為的なものです。

 

世界は今、漸く気が付いて、2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロ(森が吸収する二酸化炭素の量を相殺して)にすべく、努力を始めました。

 

まだまだ一般の市民はどこ吹く風ですが、天に向かって唾をしているわけで、自然はいずれ人間に向かってしっぺ返しをします。

 

まだ間に合う! 温暖化ガスの排出量の削減は、毎日のくらしの中の小さな行動の改善からです。紙一枚からの節約、ごみにしないことです。

 

個人が毎日排出するごみは、両手の平にのる程度ですが、島田市全体では毎日80トン強にもなるのです。

 

自分一人くらいならいいだろう、は禁物です。日本の四季がいまに無くなってしまいます。