梅雨時の農業、お天気の悩みは尽きない!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(7月6日 木)は、梅雨の束の間の好天になりましたが、農園(畑)はぬかるんで殆どの農作業はできません。

 

7月2日(日)に、一般市民に集まってもらい、ポットへの大豆の種まきを行いましたが、前日夜半まで大雨、種まき用の乾いた土を用意しておいたお蔭で、種まきは容易に出来ました。

 

農民のことを、昔は百姓(ひゃくしょう)と言いましたが、農業は百の仕事(作業)があり、何でもこなさないと農業を営むことはできません。

 

更に、農業は常にお天気との相談で、好天でないとできない作業は最優先してこなし、雨天でもできる作業は後回しにしないと成り立ちません。

 

雨天の日は、収穫物の乾燥や選別作業から農具の修理まであり、百姓と言われた所以もこの辺にあるのでしょう。

 

自然は一刻たりとも待ってはくれません。そんなわけでスケジュールを立てることは大事ですが、その変更は日常茶飯事です。

 

従って、しまだ環境ひろば(ボランティア団体)も、市民環境塾で「梅の収穫」とか「大豆の種まき」等々で一般市民に農園に集まってもらい、自然環境の維持保全を勉強しながら農作業を経験してもらっていますが、いつもお天気とにらめっこ。

 

雨なら順延、市民の都合によっては中止、すっかり予定は狂ってしまいます。

 

会員の一斉出動を予定している日も同じで、雨なら会員に中止を連絡、次の予定も会員の都合で中々ままならない。

 

結局、役員クラスで穴埋めをする頻度が高くなります。

 

零細農家が「家族経営」へ、ボランティア団体が「主担当制」へが主体になるのは、農業がお天気任せという宿命からだと思う。

 

 ※ 主担当制とは、その現場もしくはその仕事を、最終期限と出来映えを約束してもらって、途中の維持管理は基本的に担当者に一任するやり方をいう。

 

しまだ環境ひろばでは、現在大豆栽培に着手していますが、7月~翌春まで続く、耕運・石灰、施肥・種まき・苗の移植・草取り・土寄せ・収穫・脱穀・選別・手づくり味噌の仕込みまで一連の作業を、一般市民や会員に役割分担させるのは無理です。

 

来る7月14日は、一般市民10名程に集まってもらい、「苗の移植」を予定していますが、天気が気になります。

 

雨ならどうしよう。中止ならどうしよう。悩みは尽きない!