広報しまだ7月号「市政羅針盤」を読んで。
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
月日が経つのは本当に早いもので、毎月一回の「生活情報交換会主催の講演会」や、隔月開催の「静岡民族歴史研究会の講演会」も、もう今週末にやってきます。
昨日、月刊誌の「広報しまだ」が、隣組み回覧で届きました。
広報しまだは、毎月15日発行で島田市のホームページを開けば直ぐ読むことができますが、今月は隣組み回覧でも昨日回ってきました。
いつも楽しみにしているのが「市政羅針盤」、染谷市長が自ら市政に関わる方針や話題を分かり易く論じていますので、いの一番に読んでいます。
今月号の市長羅針盤は、島田市の目玉「市長への手紙」について、「どうせ市長は読みっこない」などの記述を見かける時があるが、私(市長)は昨年度届いた304通をすべて読んでいる。から始まっています。
筆者も、何回か「市長への手紙」を書いていますが、全て文書で回答を貰っていますが、誰かが書いたと思われる模範解答が多い。
市長が手紙に全て目を通し、所轄課に回答を書かせ、それを市長が再度見て発信することは素晴らしいことだが、問題はその後のフォローだ。
市長への手紙発信 → 回答 → フォロー(指摘した問題は、どう処理し、最後どうなったか)が極めて重要だが、とてもそこまではできていないのではないか。
筆者は、「ごみの減量問題」一点に絞り手紙を書いていますが、今どうなっているか、これからどうして行こうと考えているか、あなたに(筆者に)どう協力をしてもらおうとしているか、その後何の連絡もない。
市長への手紙は、折角やるならそこまでフォローすれば、市長を始め市政への信頼感は飛躍的に上がるだろう。
さて今月号の市政羅針盤は、コロナ禍もあって「地域社会とのつながりを面倒に思う市民が増えている」と嘆いています。
他方で、「地域コミュニティーがしっかりしていることが安心の基盤」だと気づき始めているように思います。とも書いています。
行政の仕事は、「市民の想いを受け止め、調整し、市民活動を支え、一人ひとりが笑顔で快適に暮らすことができるまちをつくる」という究極のサービス業であります。
だから、行政は地域コミュニティーの活性化を働きかけ、地域の想いと主体性を尊重しながら地域との協働に取組んでいるのです。と行政の想いを綴っています。
市長が言うように、「面倒くさい」・「行政にお任せ」など主張する市民は確かにいますが、そういう自己中心的な主張が通るとは思えません。
地域社会の問題と課題に真剣に取り組み、地域を住みやすく楽しい社会にしようと思っている市民もいっぱいいます。
市民の大多数はバカではありません。良く見ています。
大変なことですが重要な案件は、何回も何回も数を重ねて報・連・相を行うことです。
行政も大変だな。良い意見がでたな。市民ももっと協力しなければ。相互にこうした雰囲気が出てくれば最高だ。
そのために、その案件に実際に取組んでいる「市民活動団体」や「事業者」を活用すべきなのです。
最近は、全く声が掛かりません。
行政と市民の連携・協働は、相互の信頼関係が大切です。
真の「連携・協働」とは、同じテーブルに着いて忌憚なく話合い、そうして一緒に実行し、評価し、次の行動につなげることではないのでしょうか。
今、変な距離感が出て来ていないだろうか。