NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(7月21日 金 am)は、「生活情報交換会 7月例会」に参加しました。
生活情報交換会は、静岡市のアイセル21(婦人会館)に拠点を置いて、毎月第三金曜日に有識者に登壇をお願いして講演会を開催しています。
今日は、151回目の講演会で出席者は35名、席上で150回記念誌を配布しました。
今日は静岡市の出前講座で、題名は「国際交流員と多文化理解を深めよう」、講師は、静岡市国際交流課 国際交流員の南アフリカ共和国出身の「Mr スティーブンソン・ヒュー」さんでした。
生活情報交換会では、これまで国際知識を深めるため、外国(エジプト・ネパール・ウズベキスタン・アメリカ・内モンゴル・ニュージーランド・ルワンダなどなど)の勉強を数回開催してきましたが、外国人講師はアメリカ人・中国人・ニュージーランド人・フランス人に続いて今回は5人目です。
いつもですと静岡市の職員が付き添って来るのですが、今日はMr スティ―ブンソン・ヒューさんは一人で現れ、自分の名前はスティーブンソン・ヒューですが、「ヒュー」と呼んでくださいと、流暢な日本語で自己紹介をしました。
冒頭、静岡市の外国人の実態紹介がありました。
■ 静岡市の外国人住民人口は、11,296人(全体の1.7%)
■ 静岡市の人口が減る中で、外国人住民は7年間で38%も増えている。
■ 地域は、駿河区4767人(大学が多い)・葵区3106人・清水区3423人
■ 国数は90カ国、1位は中国人1965人・2位はベトナム人1800人・アメリカ人は10位で195人、南アフリカ人はたったの4人とのこと。
外国人に一番通用する言葉は「英語」だと思われているが、実は英語は思ったよりもわからない。答えは「やさしい日本語」だ。やさしい日本語なら、外国人の80%がわかる。
■ はっきり ■ さいごまで ■ みじかく = はさみ
<静岡市の多文化共生のまちづくりの取り組み>
1.多文化共生のまち推進条例の施行
2.外国人住民の防災対策
3.静岡市多文化共生総合相談センターの開設
4.静岡ワイワイワールドフェア など
ここからが今日の本題、「虹の国 南アフリカ」の紹介
■ 正式国名は、「南アフリカ共和国」 ■ 位置は、南アフリカ大陸の南端
■ 面積は、122万平方キロメートル ■ 人口は、6014万人
■ 首都は3つ、「ブレトリア(行政)」・「フルームフォンテーン(司法)・「ケープタウン(立法)」
■ ケープタウンは人口470万人の大都会、シンボルは「テーブルマウンテン」で標高は1084m、山頂は平らで長さは3km
■ 南アフリカは多民族国家で構成は、黒人80.7%、白人7.9%、混血8.8%、アジア系2.6%
■ 公用語は、英語・アフリカーン語、ズ―ルー語 全部で11言語
■ 宗教は、キリスト教78%、イスラム教1.6%、無宗教10.9%
■ 植民地:1652年 オランダ人移民 ■ 1820年 英国人移民
■ 1948年~1994年 アパレルヘイト(白人化=黒人の追い出し)「ネルソン・マンデラ」は、27年間に渡って投獄されたが、その後開放されて1994年の全人種選挙で大統領に選出され、南アフリカの父として尊敬され93歳で亡くなった。性別や宗教など差別は憲法で厳しく禁止され新しい南アフリカが始まった。
■ 南アフリカの料理は、① フィッシュアンドチップス(白味魚のフライ)➁ バニーチャウ(食パンをくり抜きカレーを詰めたもの) ③ ブラボース(牛肉ソーセージ) ④ ビルトン(牛肉の乾かしたもの) ⑤ ミルクタルト(チーズケーキに近い・甘い)
■ スポーツは何と言っても一位はサッカー、二位はクリケット、三位はラクビー、静岡市にもラクビーチームができた。
■ 花は、プロティーア(国の花)、ケープタウン近郊で咲いている。
■ 動物は、クロサイ・バッファロー・ヒョウ・ケープペンギンなど。
■ ケープタウンの夏の気温は最高でも30~34度でカラッとしている。冬は雨が多い。雪は殆んど降らず静岡市と似ている。
■ 産業は農業・牧畜業・ダイヤモンド・金など
ヒューさん、お疲れ様。今日は南アフリカのことが良く分かりました。
ヒューさんが「アパレルヘルト」に話題が移った時に小さな声でしたが、「恥ずかしい」という言葉が聞こえました。
日本にもあります(民族問題)が、お互い差別のない、平和な国づくりを目指したいものです。
ヒューさん、今日はありがとうございました。多文化共生のための国際交流の仕事、大変ですが頑張ってください。