自分が主役(当事者)、目的と手段を混同しない。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(8月31日 木)は、スーパーブルームーン、夕方6時半頃南東の空にくっきりと満月が見え、久方ぶりに幻想的気分になりました。

 

明けて今日(9月1日 金)は、1923年に起きた関東大震災から数えて100年目、この間、大小さまざまな地震や災害が発生しましたが、のど元過ぎれば熱さを忘れてはいないだろうか。

 

今日は防災の日」、この日を中心として8月30日~9月5日までを防災週間として各地で防災訓練が行われていますが、自分ごとと受け止めて、真剣に日頃の防災意識や準備を見直している人はどれくらいいるのだろうか。

 

どうも私たちは「自分は大丈夫」、自分を過信しているのか、自分には災いは襲って来ないと思っているふしがある。自分に非常に甘い。

 

今、世界には異常な気候変動によって未曾有な大災害が各地で発生しています。

 

明らかに地球温暖化の影響であることは、多くの科学者が証明し、人間がその原因を作っていることに警鐘を鳴らしています。

 

利便性まで捨てろとは言わないまでも、私たちは明らかに無駄なこと、勿体ないことすらやめようとしない。

 

「自分一人くらいなら許されるだろう」という安易な気持ち、自分を当事者の外に置きたい意識が存在する。

 

一億人が紙一枚捨てると、軽トラ(350kg)1,000台分余のごみになるのです。

 

国民の多くが、自分一人ぐらいいいだろう、という意識を捨て、自分が主役、当事者意識を持てば環境は大きく改善します

 

もう一つ大事なことは、「目的」「手段」を履き違えないことです。

 

私たちはどうも、「手段」を実行すると「目的」を果たしたと勘違いすることが多く、地域社会にいるリーダの中にも存在しています。

 

例えば、「ごみの減量」という目的のために、先進都市の視察(手段)をしているのに、視察を終えておしまいが多い。視察の結果を活かして計画をつくり実行・評価して成果を上げることが忘れられている。民間企業には決してない現象です。

 

当事者意識を持ってことに当たり、目的を果たして成果を上げ、次につなげる。

 

決して欲張る必要はない。一つひとつ小さなことで良いから自分が主役(当事者)になって実行し、目的を果たす。

 

ここに達成感やりがいを見出し明日に繋げて行きたいものです。