NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
9月入り、年度制を採用している民間会社では前期決算期(4~9月)で、生産・販売・在庫・利益等々の中間フォローの月です。
最近では、医療や福祉関連でNPO法人を名乗っている団体が多く出現し、民間会社と違う所は利益の分配を禁じられているだけで、あとは民間会社と同じ様に利益を上げて経営を行っている団体が多数あります。
他方同じNPO法人でも、しまだ環境ひろばのように社員(会員)は基本的にボランティアで報酬もなく、営利も追求せず、社会に貢献して行こうとする団体もある。
NPO法人は、非営利活動特定法人と言われて「特定非営利活動促進法」によって規制を受け、社会的責任を負っています。
法律によって、定款(会則)や役員登記、経営状況の公開も義務付けられています。その事務量もバカになりません。
特定非営利活動促進法は、特定非営利活動を行う団体に法人格を付与することにより、 ボランティア活動をはじめとする市民の自由な社会貢献活動としての健全な発展を促進することを目的としています。
法人格を持つことによって、法人の名の下に取引等を行うことができるようになり、団体に対する信頼性が高まるというメリットが生じます。
他方同じボランティア活動でも一般団体(単なるNPO)を名乗り、市民活動と称して活動を行っている団体がありますが、大部分は法人格を持たない団体で数が非常に多い。
活動を規制する法律はなく、会則もない団体も少なくない。真面目に活動を展開しているNPOは勿論ある。
しかし一般社会活動の中では、NPO法人も、単なるNPO(任意団体)も全く同じ扱いを受けています。
NPO法人は、法律で規制を受けるばかりか、社会的責任も負っていますので、それなりの経験と知識と行動力と責任を持ち合わせています。
社会活動の中でもう少し評価され、責任ある立場を与えられても良いのではないか。
NPO法人の持てる力や知恵が、活かされていないのは非常に残念である。