散歩「1日1万歩」の是非、重要なのは強度!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(9月2日 土)の日経新聞朝刊の別冊「プラス1」は読みごたえがありましたが、中でも「1日1万歩もいらない?効果頭打ち/強度が重要」を興味深く読みました。

 

冒頭で早稲田大学スポーツ科学学術院  渡邊助教授の65歳以上の高齢者を対象にした歩数と死亡リスクの関係の研究結果を紹介していました。

 

 ■ 65歳以上の高齢者の歩数と死亡リスクの関係は、一日5000歩未満しか歩いていない人が、歩く量を1000歩増やすと、死亡リスクは23%(10ケ月程度)低下するという。

 ■ 歩けば歩くほど長生きできるかというと、寿命を延ばす効果は5000歩~7000歩で頭打ちになる。

 ■ 「一日1万歩」が普及しているが必ずしも必要ではない。

 

次いで、信州大学特任教授の能勢教授の効果的な歩き方を紹介しています。

 

 ■ ただ歩くだけでは意味がない。重要なのは運動の強度だということです。

 ■ 息切れするなどややきついと感じる早歩きを3分と、ゆっくり歩きを3分を繰り返す「インターバル速歩」を提唱。

 ■ それを一日5セット、週4回以上することで、5ヶ月間で体力が最大20%向上するという。これは年齢にして10歳以上の若返り効果といい、糖尿病や認知機能などの改善効果もあるという。

 ■ 歩き方は姿勢を良くして、大股で、腕を直角に曲げて前後に大きく振ることがポイントだという。

 

筆者は、農作業をやる傍ら歩いていますが、畑で大体2000歩のあと、散歩を加えて一日7000歩にしています。10000歩だときつい。

 

「過ぎたるは、猶お及ばざるがごとし」ということだな。

 

筆者の友人の中に、「1日1万歩」を励行している人がいるが、ちょっと頑張り過ぎているのではないかと思うが、人それぞれ体力の差はあるので一概には言えない。

 

筆者の散歩コースは自宅から放射線状に4コースを設定し、起伏コース(アップダウン)・神社コース(変化に富む)・田舎道コース(畦道)・街中コース(平らな道道路)、その日の体調や気分で選んでいます。

 

飽きないように、新しい発見(花・樹木・動物・昆虫など)に努めています。

 

お蔭で、先の後期高齢者健診ではどこも悪くない、とかかりつけ医から褒められました。

 

今後共、心身ともに健康であり続けられるよう、農作業・散歩と、市民環境改善活動に励みたいものです。