日課の「生ごみの自家処理」、今こそ協働を!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨夜から今朝(9月5日 火)にかけて纏まった雨が降り、市民農園の水やり作業が省けて助かっています。

 

台風12号が熱低に変わりましたがその余波でしょうか、静岡県の降雨はないと見込んでいました。

 

これから台風の通り道に当たる地域の皆様には不謹慎ですが、これだけの量の水を畑に撒くのは大変な重労働で、恵みの雨となりました。

 

天気予報は珍しく大外れでしたが、早朝の雨も止みましたので1~2週間に一回、筆者の役割になっている生ごみの堆肥化」処理を行いました。

 

さて今日の本題ですが、筆者宅では腐葉土式」という方法で生ごみ基剤腐葉土+米ぬか+使用済天ぷら油)と混ぜて袋詰め(袋は使い廻し)し、魚屋で貰ってきたスチロールの箱の中に寝かして置くだけで良質の堆肥になります。

 

一回5分程度の作業で、一ヶ月程で無臭の堆肥になり、プランター栽培や畑の肥料として使っています。

 

生ごみは、元々80%は水分ですので、基剤と混ぜて水分を蒸発させながら発酵を促せば、量は減って自然に堆肥化(乾燥肥料)するのです。

 

袋の中に詰めますので、袋の外には多少虫はつきますが、袋の中に虫が発生したことはありません。

 

基剤の量や配分は一応決まっていますが、土(腐葉土)と混ぜますので、そんなに神経質になる必要はなく、発酵して乾燥した堆肥をほぐせば良質の堆肥になります。

 

昔の農家は、自宅の畑の土を掘って生ごみを埋め、自然発酵させて堆肥化して使って来たわけですからそれと同じやり方でルーチン化しただけです。

 

島田市では、堆肥にするのではなく生ごみを消してしまう「キエーロ」という生ごみ処理箱を助成金をつけて市民に推奨しています。

 

生ごみを消してしまう「キエーロ」、生ごみを堆肥化する「腐葉土式」、その他堆肥化方式は基剤の違いによって「ボカシ方式」・「ピートモス方式」等々いろいろありますが、何でも良いので、市民に普及させることが必要です。

 

生ごみは、お隣の藤枝市のように市が回収して工場で集中的に堆肥化する方法もありますが、筆者は家庭にある間の少量の内に各家庭で「自家処理」するのが最善であると思っています。

 

そのためには市民をその気にさせ広く普及させることが必要ですが、中々浸透しません。

 

普及させなければ「燃えるごみ」は減りませんし、経費も減りません。

 

学習の時代は終わりました。成果を出す時代になっています。

 

なぜごみになっているかの理由と、ごみにしない方法(分別)は、市民が一番分かっているのです。

 

市民に実行計画を作らせ、市民(市民環境活動団体)・事業者・行政が「連携・協働」して実行する時がやってきました。