家庭から出るプラスチックの分別が重要課題に!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

静岡市は、家庭から排出される「プラスチックごみ」の分別回収に舵を切ったようだ。

 

去る令和2年(2020年)10月16日(金)、第129回生活情報交換会の静岡市出前講座 テーマ「SDGsから考えるごみの減量について」にて、静岡市のごみ行政の説明がありました。

 

その時の静岡市の方針は、家庭から排出されるプラスチックごみは、燃えるごみ袋に入れて生ごみ等と一緒に焼却し、今後も変わらないとのことでした。

 

世界も日本も、プラスチックのリサイクルは常識(日本でもプラスチックに係る資源循環の促進に関わる法律が2022年4月1日に施行されました)です。

 

静岡市の言い分は、プラスチックは分別してもその多くは「燃料」として使われているので、焼却炉で燃やせば補燃材になり、発電(熱量回収)で回収すれば同じだという理屈。

 

毎年開催されるCOP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)の会場で、市民環境団体から日本の環境大臣が不名誉な「化石賞」を何回も授与されているのは、石炭火力の多さと、プラスチックの焼却が大きく影響しています。

 

静岡市資源を有効活用する循環型社会の取り組みの一環として、10月からプラスチックごみの分別回収を一部で試験的に始めることになったとのことである。

来年5月からは区役所などの公共施設にプラスチックごみの回収箱を設置する予定で、年間36トン分がリサイクルされる見通しだという。

 

今後は、民間の廃棄物処理業者が新たに整備する施設で、家庭から出るすべてのプラスチックごみリサイクルを2028年度以降に始める見通しだという。

 

大きく舵を切った!

 

島田市静岡市と同じ考えで今日に至っていますが、世界からの風当たりは強くなる一方で、抜本的なごみの減量策の中で一緒に検討すべき時期がいよいよやって来た。