衝撃、国連で日本の首相演説が拒否された。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(9月23日 土 秋分の日)、日経新聞朝刊 13頁に見出し「国連、日本の演説拒否」と、衝撃的表現の記事が報道されました。

 

国連では9月20日から「気候野心サミット」と銘打って、温暖化対策の先行者と実行者の声を聞くことを目的に議論が始まったようだが、日本の岸田首相の演説が拒否されたらしい。

 

温暖化を原因とする気候変動による災害の多発と、世界各国の温暖化防止対策の遅れが

国連関係者の苛立ちを助長させているようだ。

 

国際的枠組みの「パリ協定」は、地球の平均気温上昇を産業革命前より1.5度以内に抑えることを目指し、各国が温暖化ガス排出量の削減目標を掲げています。

 

日本も、2030年までに2013年比46%削減、2050年までに実質排出量をゼロにすると表明しています。

 

2030年まではまだ間があるとしても、パリ協定の実現は至難であり、日本の化石燃料による発電比率は現在約73%と、表明している目標の実現に大きな差がある。

 

COP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)に、日本の環境大臣が出席する都度、市民環境活動団体から非常に不名誉な「化石賞」なるものを貰い、国連事務総長が日本の首相の演説を拒否した理由がこの辺りにもありそうだ。

 

日本では政府による温暖化ガス削減目標に沿って、殆どの自治体(都道府県・市町村)が、「2050年 実質ゼロカーボン宣言」をしています。

 

静岡県も、静岡市も、島田市も2021年に表明し、地球温暖化対策実行計画に掲載され、これから具体的な検討が始まります。

 

温暖化対策は、CO₂を吸収する「森林保全」と、「技術革新=省エネ等」と、CO₂を出さないエネルギー(再エネの創出)が3大対策です。

 

詳細の対策は多岐に渡りますが、市民生活に一番近い「ごみの削減」くらいは徹底的にやってもらいたいものだ。

 

「ごみの減量」は、市民環境意識の醸成のために最適な課題だ。市民がその気にならなければどうにもならない。

 

生ごみ・雑紙の分別・資源化、プラスチックも「燃えるごみ袋」に入れて焼くことを容認することは止めるべきだと思う。