NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(10月11日 水)も、「古新聞無料自宅前回収チラシ」が新聞折り込み(3ケ月に1回の頻度)で配達されました。
地区ごとに回収日が書いてある。回収品目は新聞・雑誌・ダンボール・雑紙で、民間回収会社に住所・電話・名前をFAXで登録するだけで、指定日の朝8時までに玄関先に出して置けば雨天でも回収するという簡単なルール。
これとは別ですが、同じく民間業者が大通りの便利な空き地に、大型の紙専用回収BOXを置いて、何時でも、雨天でも投入OK。
いつ覗いても回収BOXは満杯状態だ。
民間業者が提供している2つの方法は、方法は違えども非常に便利で重宝され、利用率は高い。
一方島田市は、古紙(新聞・雑誌・ダンボール・雑紙)の回収は2つの方法で回収していますが、前記の民間業者の回収に押されて年々回収量が減少、その上に「燃えるごみ袋」に混入している「雑紙」の多さに苦悩しています。
市民が「燃えるごみ袋」に古紙を入れるのは一番楽ですが、何とかこれも解決したいものです。
(1)行政回収:月2回決められた場所(限定された資源ごみ置き場)に朝8時までに排出し行政が回収する方式である。自治会に僅かな助成金が還元されています。
(2)集団回収:行政回収に頼らないで、グループ(学校・自治会・老人会等々)として市に登録し、売上は民間業者と個別契約、行政からも奨励金が還元されています。
自治会やグループ長が目敏い人は、集団回収に移行し、結構な活動資金を得ています。但し役員には手間が掛かっています。
ある町内会は、元気な住民が高齢者に声をかけ、自分が排出する時に高齢者の分も一緒に排出し、高齢者への声掛け運動の一環に古紙の回収を利用しているという。素晴らしいアイディアです。
筆者は、種々な市民活動団体と関わっていますが、その中に自治会や団体の役員がいて、ルールの違いはあるがうまく利用して活動費を稼いでいます。
そういう地区は、民間業者が回収する古紙は少ないと思われます。
そうではなく行政回収に依存している地区は、市からの助成金も少なく、民間業者の草刈り場になっています。
嘗て、しまだ環境ひろばでは一般市民と一緒に、ごみの先端都市「東京都戸田市」を視察しましたが、名物課長代理のYさんが市を挙げて古紙の回収を行い、毎日の古紙売買取引相場を見ながら1円でも高く売ることに専念している話を聞いてきました。
こんな職員もいるのだとその時は感心して帰って来ました。
集団回収は、一頃PTAが中心となって学校回収が熱心に行われましたが、児童による集荷の中止や、学校内への一般市民の立ち入り禁止などが相まって急速に減っています。
古紙と言えども市民の貴重な財産であり、量が纏まれば貴重な財源となります。
筆者は、一般市民を交えてこの問題を話し合い、何かうまい手を見つけてSDGs(持続可能な開発目標)の一助になればと念じています。
なぜ市民は、民間業者の回収(無償)に頼るのでしょうか。答えは簡単!、楽だからです。
知恵を出して「許容できて、しかも楽な方法」を考え出そう。