環境改善に関心を寄せる若者は芽生えています。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

11月5日(日)から18日(土)までの2週間の予定で、島田市地域交流センター 歩歩路にて、「しまだ環境ひろば設立20周年記念活動展示ギャラリー」が開幕しました。

 

平成15年(2003年)に設立以来20年、島田市環境基本計画」に書いた市民の取り組みを、市民の先頭に立って活動をして来ました。

 

設立時には数十人の会員がいて、良く頑張って来たと思います。

 

ギャラリー会場には、20年の歩みとその活動を表現した説明看板を掲げて、来場者に説明をしています。

 

「あれもやって来た」「これもやって来た」と、やってきたことは多く誇りにも思いますが、後継者は育っているのか、仕組みとなって継承されているのか、と問われると疑問が残る。

 

要するに成果を上げてきたことは間違いないが、その成果がこれからも期待できるかと言うと非常に心持たない。

 

会の中でも後継者づくりを怠ったという指摘や反省があるが、市民活動団体の最大の問題は「後継者問題」であり、古くて新しい問題でもある。

 

社員に給料を払い、育て、新陳代謝してエンドレスの組織を作り上げて行く会社のようなわけには行かない。

 

こういう反省があって、NPO法」ができ、ボランティアが基本の市民団体でも、団体員(社員)に給料を払い、利益を上げることが公認されるようになったが、これができるのは労働の対価が明らかな福祉・介護に関わる団体で、その他の分野(環境などの団体)ではなかなか難しい。

 

しまだ環境ひろばも、平均年齢が75歳を超えて後継者問題が顕在化していますが、正直言って後継者はできていない。

 

しかし、環境改善に関心をもつ若者(30~40歳代)は、島田市でも芽生えています。

 

その中の一部ですが、ごみの減量問題に取り組み始めた「ゼロウエイスト研究会」や市民を定期的に集めて吉田港海岸で海洋ごみを拾っている「海をまもろう会」が存在する。

 

高齢者グループの中で後継者を見つけ育てるのは至難だが、それよりも若者たちを支援し、若者グループに託した方が早い。

 

今回のしまだ環境ひろば20周年記念ギャラリー会場に、前記の若者たちも招いています。

 

是非とも会場にて議論し、そうして環境保全の大切さを共有したいものです。