目的は「ゼロカーボン」、活動は「手段」だ。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

2050年までに二酸化炭素実質排出量ゼロ(カーボンゼロ)」は、世界主要国の常識です。

 

我国でも2023年9月29日現在で、政府を始めとして「2050年に実質カーボンゼロ宣言」した自治体は991(46都道府県・558市・22特別区・317市・48村)に上っています。

 

環境省のホームページで宣言順に公開されていますが、島田市は2021年3月30日 付けで349番目に掲載されています。

 

取組みと施策は、次のように登録されています。

 

 ■ 2021年度から2022年度にかけて策定する、第3次島田市環境基本計画及び次期地球温暖化対策実行計画において、2050年に実質ゼロを長期目標として設定し、具体的な取組を盛り込む予定。

 

具体的には、2030年6月に発令された「第三次島田市環境基本計画(10年計画)」の47頁の第3章「目指すべき将来像・基本方針」に書かれていますが、計画の具体化と実行はこれからです。

 

実質カーボンゼロの3大対策は、二酸化炭素の吸収」・「省エネ等技術革新」・「再エネの創出」ですが、これからあらゆる施策を総動員しなければなりません。

 

そんな中で、私たち市民の環境意識はこの20年まったく変わっていません。

 

11月5日(日)~18日(土)まで、島田市地域交流センター歩歩路の回廊で開催中の「しまだ環境ひろば20周年記念活動展示ギャラリー」掲示した20年のあゆみを見て愕然とします。

 

10年前、20年前に訴えていたことや、やって来た活動を見て、今の計画にそのまま置き直しても通用するものばかり。

 

目的は「カーボンゼロ」だ。活動は目的を達成するための「手段」であるが、活動をやってきて目的を置き忘れてきたのが現実だ。

 

もう検討の時期は終わった

 

ギャラリーを訪れてくる市民に対して説明していますが、反省しきりの毎日です。