NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
11月27日(月)・28日(火)の夜7:30からのNHKテレビ地上1チャンネル「クローズアップ現代・2夜連続シリーズ」を視聴しました。
内容は、NHKのキャスターが現地に飛び、困窮している住民の実態やその地域の為政者・学者への取材で構成されており、生々しいものでした。
■ 11月27日:世界中で急増する ”気候難民” の実態は
■ 11月28日:地球沸騰化の世界、”森林大消失” の実態とは
先ず気候難民が急増しているアフリカの「セネガル」の実態取材へ。
◆ セネガルはアフリカ大陸北西部に位置し、日本の国土の半分位の小さな国で、農業・漁業中心、イスラムの教えを守り平和で政情も安定していた。
◆ そこに雨が降らない、水不足、砂漠化、農業ができない、若者の流出、気候難民化という負の連鎖が起こっている。
ケニア(首都:ナイロビ)も同じ、干ばつ、水の争い、家畜の奪い合いなど住民同士の争いに発展。
アフリカで顕在化している気候変動による難民の急増は、少なからず先進国の責任であるが、途上国への支援は充分でない。
COP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)に於ける、途上国への資金創設も金額すら決まっていない。
私たちは今夏、観測史上最高な暑さを経験しました。今、世界は「産業革命前からの世界の平均気温上昇を1.5度以内に抑えるため、2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする」を目指していますが、目標は決まったが肝心の具体策が決まっていない。
番組は、先進国の責任と、途上国が受けている影響を取り上げ、改善目標の共有化と具体策の遅れ(排出量削減・途上国支援策)に警鐘を鳴らして第一夜を締めました。
現地の生々しい映像を見て、私たちは先進国の責任を痛感しないわけには行きません。
せめて明日からでもすぐできる、「ごみの分別」や「節電」くらいやりましょう。
第二夜の感想は明日投稿します。