「知って見て静岡市のごみについて」Part10 

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

「生活情報交換会 12月例会」で出前講座「知って見て静岡市のごみについて」を聴いて、家庭ごみの減量策を考えています。

 

今日は家庭から出て来る「草・樹木の剪定枝」の減量について言及します。

 

冬季は、草も樹木も枯れますので排出量は少ないが、夏から秋にかけては燃えるごみ袋に入れた「雑草・葉っぱ・枝等」の排出がバカに出来ないくらいに多い。

 

乾いたものは燃料の補燃材になりますが、大概は剪定したばかりで湿っており、燃料食いのやっかい物です。

 

島田市では、造園業や伐採業者が持ち込む剪定枝は、焼却センターで堆肥化・ブランド化して安価で市民に斡旋し非常に喜ばれています。

 

しかし家庭から出る剪定枝は、品質が安定しないことから焼却に廻っていますが、2つの方法で市の焼却センターに依存しないルールを作り実行に移す必要がある。

 

(1)草・剪定枝の排出家庭は大概は庭や菜園を持っている家庭なので、先ずは自立!、庭の一角に穴を開け、小さく裁断した草・剪定枝を積み上げ、土を被せ時々天地返しを繰返して行けば堆肥ができる。もしくは袋に入れて放置しても良い。燃やしてしまうのは勿体ない。

(2)市内のデッドスペースを何カ所か確保して、ルールを作って排出させ、時間を掛ければ自然の力で土に戻ります。その場所は、ルールに基づき持ち込み自由、また剪定枝堆肥の欲しい人は持ち帰り自由にすれば良い。

 

欲しい市民はいっぱいいるので、そういう人たちで維持管理(時々の見守りと剪定枝のひっくり返し)をしてもらえば最高!

 

里山にはそういう場所に適した場所はあり、地元の市民団体に託せば、ボランティアで見守りなどはやってくれるのではないか。

 

しまだ環境ひろばも、会員が若く元気な時代はそういう仕事を率先して引き受けやりがいに感じてきました。

 

世の中への貢献、やりがい、達成感、満足感は、ボランティア活動の中で一番大切なことですが、最近はそれを理解する人は本当にいなくなりました。

 

そういう風潮を取り戻さないと、市民ボランティア活動は無くなってしまいます。

 

それらの風潮は、市民(市民団体)・事業者・行政の「真の連携・協働」から生まれてくるものだと確信しています。

 

真の連携・協働とは、市民(市民団体)・事業者・行政が一緒に力を合わせて企画・実行・評価をやることで、成果を上げてやりがい・達成感をみんなで味合うことです。

 

さて明日は、「古布の分別・資源化」をテーマにします。

 

最後は、家庭から出るごみの減量策シリーズ(Part12)、総括編をお届けし本シリーズを終了します。お楽しみに!