「令和6年能登半島地震」の教訓を活かせ!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

まさかの元日に!、巨大地震能登半島を襲いました。

 

時間は午後4時過ぎ、多くの家庭では元日の夕刻、帰省した子供や孫たちを囲んでの団欒の準備が進んでいたのではないか。

 

何しろ大きな揺れと、だんだんと夕闇が迫る中、津波避難で高台に逃げるのがやっと、各地で停電・断水・道路の亀裂などライフラインの損壊、家屋倒壊・火災などなどが発生。

 

夜の内に消防・警察・自衛隊などが出動しましたが、何しろ暗夜の中での救助作業と被害状況の収集作業は困難を極めたと思われます。

 

一夜明けて、被害状況が徐々に明らかになって来ましたが、想像を超える激甚災害となっています。

 

住民避難、避難会場の素早い開設、給水などが比較的スムースに運んでおり、10年前の東日本大震災の教訓や訓練が活かされていると思います。

 

今回の大地震を目のあたりにして、東海地方の対応をもう一度見直してみる機会になったと思う。

 

東海地方は、ここしばらく大地震が来ていないが南海トラフ地震がいつ来てもおかしくないと言われています。

 

そんな中で、県や市を中心として「総合訓練」が年2回行われていますが、コロナ禍で本格的訓練は遠のいています。

 

確かに、消防・警察・自衛隊等の出動は頼りになりますが、過去の大災害では自治会(町内会)を中心とした「自主防災会」の役割も評価されています。

 

筆者の地元自治会「自主防災会」は、役員・係別(消火係・情報連絡係・避難誘導係・給食給水係)訓練は、非常に熱心に取り組んでいますが、肝心の隣組訓練」は形骸化しています。

 

過去の大震災で、初動の段階で動いたのは隣組の助け合いだと言う。

 

ここ何年間の「自主防災会」の訓練を見ていると、隣組の訓練」がおざなりになっていないか。

 

各種訓練の中で「隣組」の顔合わせ確認事項(係員役割分担・要救助者・集合場所)に時間を割くべきと思う。

 

そうして、一年に一回くらいは、組長さんの引継ぎを兼ねて懇親会も良いことだ。

 

隣組(結束)ができているかどうかで、いざという時の動きが大きく変わってくる。

 

隣組がどう動いたか、住民がとった行動が、これから明らかになって来ますが、予想される南海トラフ地震に備えて、反省や教訓をしっかり活かしたいものです。