「能登半島地震」の復興に思うこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

正月早々大震災に襲われ、追い打ちを掛けるように現地では大雪に見舞われています。現地の人達の苦難を思うといたたまれない。

 

漸く災害の実態が纏まりつつあるが、これほどまで被害が大きいとは予想だにしなかったのが本音ではないか。

 

20日近く経ってライフラインが少しづつ回復しつつあるも、未だ余震が続いており、地盤があれだけ動いたわけだから、今やっているのは応急処置に過ぎない。

 

東日本大震災と同じ様に、復興までには最低10年はかかるのではないかと心配する。

 

安易に希望を持たせるのは逆効果になるが、希望が見えなければ覇気勇気が湧いてこない。

 

国や自治体は、先ずは人命救助(災害関連死を無くす)や当面の生活維持の整備(住居・物資供給)だが、並行して数年先までの大まかな復興計画(方法・資金)を示す必要がある。

 

安易な観測は失望感に繋がるので避けなければならないが、それ(計画)があれば、現地住民の再挑戦への気力・勇気が振るいたち、見守っている全国の国民も支援の覚悟(救援規模の認識)をすることができる。

 

全国で、種々の団体で救援募金が始まっていますが、今くらいで良いのか、それとも全く足りないか、判断を要する。

 

都市型災害ではないので、幸い人の被害は少なかったが、比較的狭い地域内で住居を始めとする物的被害は想像以上に酷かった。

 

余震が収まっても、地面が固まるまでは相当の期間を要すると思う。

 

私たち国民は、今回の地震がどんな規模だったかは漸く少し分かりかけていますが、狭い地域の中で地割れや隆起が物凄く、どれくらいの期間が掛かり、どうすれば復興できるのか、皆目見当もつかない。

 

毎日、テレビ・新聞で現地住民の置かれている環境が生々しく報じられていますが、再起への希望の灯を消してはならない。

 

専門家の知力と技術を結集して、大まかな復興計画を示して貰いたいものです。