NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
正月も早くも下旬に入りました。元日早々大地震(能登半島地震)に襲われ、2日目には日航機と海保機の衝突事故、世界に目を転じればロシアによるウクライナへの軍事侵攻や、パレスチナハマス軍事組織とイスラエルの戦争、世界の主要国で首長選挙が予定され、世界情勢は混とんとしてきました。
再び国内に目を向けると、能登半島地震の復旧・復興と新年度の予算編成の大事な時期に、パーテー収入の書類不記載という事件で政界は大揺れ、経済復興の真っただ中で国内も動揺が広がっています。
こういう中で私たち国民はどうしたら良いのでしょう。
テレビや新聞で見る、被災をした能登半島の人達の困窮ぶりは偲び難いが、早期の復旧・復興を祈りつつ、当面は各地・各団体で始まっている救援募金にできる限り応じるしかないと思う。
一方これだけの政治資金問題が起こったのに、国民の間からは政権交代の声が全く聞こえて来ません。政権を担える有望な野党が育っていない証拠でありこの際、民主主義を守る見地からもう一つの健全な野党を育てるのは国民の責務ではないだろうか。
どんな理由があろうとも、武力で現状を変えようとする戦争は絶対に許されません。日本は戦後80年、平和を維持してきた実績を掲げて、あくまで話し合いで解決することを、先頭に立って粘り強くその任務を果たすべきであると思う。
世界が混とんとしている中で「地球温暖化防止活動」が置き去りにされてはなりません。
世界の各地で、温度上昇を原因とする気候変動で大災害(洪水・干ばつ・山火事・海面上昇による国土の浸水等々)が起こっており一刻の猶予もありません。
COP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)で、温暖化ガス排出削減目標の設定やその実現対策が話し合われ、大きな枠組みは決まりつつ、徐々に実行に移されています。
しかし、肝心なのは私たち国民の環境改善意識が追いついていないことです。
今の温度上昇による気候変動は私たちが作り出して来た人為的なものだということは、世界の科学者が証明しています。
私たち国民は大それたことはできません。しかし毎日の暮らしの中には、地球を痛みつけている行動がいっぱいあります。
便利な生活を不便な生活に戻すことはできませんが、せめて「無駄なこと」・「勿体ないこと」はやめるべきです。
世界70億人が、そういう環境意識になれば、その積み重ねはとてつもない重さ(資金)になり、やがて山が動き、世界が変っていくものと確信します。
くらしの中の無駄は先ずは、毎日焼却している「ごみの減量」から考えて行きましょう。